ライブリハーサル ページ12
zin.
『 難しいですね、 』
武者修行のときとは違って、Aが意見を出すようになった。
最年少組だから、年上に萎縮していた部分もあったとおもう。
彰吾「 僕ら曲数が少ないんで、その分やっぱりショーケースとかも長めにとっていくべきかなって、 」
『 ファンの皆さんはボーカルの声を求めてると思うんで、カバーするとかもありやと思います 』
Aが一皮剥けたのは、FRONTIERS辺りだったと思う。
垢抜けし始めてる。
『 一人ひとり個性が出せるライブがいいですよね。 』
LIKIYA「 それをいうなら、海青が一番最初に踊るっていうのはどうかな? 」
陣「 というと? 」
LIKIYA「 これから海青はランペのパフォーマーのセンターとしてやるから、意味付けとしてどうかなと思って 」
LIKIYAさんが案を言ったあとの、海青の顔は引きつっていた。
自分たちがアーティストになって初めての個人ライブなわけだから、緊張するに決まってる。
『 ありやと思います。
海青なら、やれると思います。 』
陣「 … 海青は? 」
海青「 僕は、、やりたいです 」
その声で決まった。
俺にとって、人生で初めての大舞台でのライブ。
いいものを届けるために。
975人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:快百華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=imminentRuyna
作成日時:2021年8月20日 16時