純粋紅一点 (ページ11)

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『はー、おいしかったあ、』

壱馬「そりゃよかった笑」

『ありがとうございました！』

壱馬「ええよ、２人で寮おるの寂しいしな」

寮とは反対方向の道へ歩いていく壱馬さん。

壱馬「夜景きれいなとこ見つけてさ、一緒に行こかなと思って」

『行きます、！』

壱馬さんの隣にちょこちょこ走っていく。

朝から思ってたけどやってることカップルがするデートだ。

『わあっ、綺麗 … 』

壱馬「せやろ？」

　

東京にしてはとても夜景が綺麗な場所だった。

壱馬「さ、帰るか」

『え？』

壱馬「ん？」

告白でもなにかあるのかと期待してしまった。

やっぱりわたしはだめだった。

　

　

　
　
　

そのままわたしと壱馬さんは寮に帰った。

寮に帰ると、みんながいてすごく気まずかった。

『 … はあ、、』

自室に戻ると、すぐに海青が来た。

きっとわたしと壱馬さんが進展したか聞きに来たんだと思う。

海青「どーやった？」

『進展なし、って感じ。』

海青「ふたりとも奥手やな」

『私から行くべきなのかなあ、』

本当に悩む。

壱馬さんがどう思ってるのか、わたしには本当にわからない。
　

　
　
　
　
　
　
　