純粋紅一点 (ページ22)

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男やったらページ22

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翔吾「うわっ、」

Aが泣きながら、共同スペースから自分の部屋へ駆け込んでいった。

何かあったんだと思って、共同スペースへ向かった。

翔吾「壱馬、なにしたん？」

壱馬「なにも、」

なにもしてないなら、Aが泣くはずがない。

でも、壱馬も本当に何もしていないという顔だった。

翔吾「壱馬はどうしたいねん」

壱馬「え、？」

翔吾「 Aと。どうなりたいん？
弄んでるつもりやねんやったら今からぶん殴る。」

壱馬は考えている様子だった。

俺らから見ても弄んでるわけじゃないし、好きをちゃんと表に出していたと思う。

壱馬「好きや、Aのことが」

翔吾「んなん、わかってる。
男やったらどうせなあかんかわかるやろ」

壱馬「 … わかってる」

壱馬は、決心したような顔でAの部屋へ向かっていった。

次は俺のところへ健太さんが来た。

健太「たまにはかっこいいこと言うじゃん」

翔吾「まあ、僕も男なんでね」

男やったら、やらなあかんときがある。

それは女性でも一緒やけど。

今回は、男がやらなあかんときや。

　

　

　
　
　
　
　
　
ばいばい、俺の恋。