天地・鬼滅の刃【弐】

血 ページ16

ツナside



竈門炭治廊君が皆から質問攻め…目を回してるよ


可哀想に



ツナ「……場所は浅草ですよ」

炭治廊「!!」

皆「!!」


ツナ「人間に擬態して人間の妻と子と一緒にいました､成り済ます為でしょう」


実弥「何故お前がしってる!!」


産屋敷「それは私から話そう」


悲鳴嶼「お館様」


産屋敷「あの時､炭治廊と綱吉の任務は重なっていたんだ､どうやら入れ違いになったみたいだけど」


炭治廊「!!」


しのぶ「１ヶ月の長期任務の間に……そんな事が」

ツナ「…竈門炭治廊君､君が鬼化した男の人を取り抑えていた時だよ」


炭治廊「!!見ていたんですか」汗


ツナ「…君が男の人を取り抑えていたからね…悪いとは思ったけど」

無一郎「戦ったの？」


ツナ「戦ったよ……上弦の肆に邪魔されたけど」

蜜璃「上弦の鬼は倒せたの？」


ツナ「分裂してかなり手こずったかな…結局戦闘時の土煙と雑魚鬼の加勢で撒かれた」


産屋敷「元々柱合会議でその話をしようと思ってたんだ」


実弥「今はそんな事はどうでもいい!!話を反らすな!!沢田ァ!!」

ツナ「…」ﾁｯ

しのぶ「…」ｼﾀｳﾁ…汗


バレたか



実弥「証明して見せますよお館様!!鬼の醜さを!!沢田ァその鬼を渡せ!!」


俺が先程､不死川先輩から取り返した木箱を奪おうとする…



ツナ「貴方の血で鬼を酔わせて襲わせようって魂胆ですか？」


実弥「そうだ､猫には又瓜!!鬼には稀血だ!!」


炭治廊「!!」


ツナ「悪趣味……けど仕方ない､お館様」


産屋敷「なんだい？」


ツナ「これより取る私の行動､先にお詫び申し上げます､血で汚す事を……失礼仕る」ﾀﾞｯ


炭治廊「!!」

エンマ「まさか」ﾎﾞｿｯ

実弥「!!」

しのぶ「沢田さんは特殊な稀血の持ち主です､上弦の鬼ですら彼を喰らいたくてしょうがないと聞きます」汗


俺は屋敷内の太陽の日が届かない日陰に移った

この場の全員が不死川先輩よりも特殊な稀血の持ち主だと知っている


ツナ「…」
ｷﾞｨｨｨ
禰豆子「…」ﾋｮｺ


炭治廊「禰豆子!!」


ツナ「ごめんね……かなり君に不快な思いをさせる」ｻﾞｼｭｯ



エンマ「やっぱり」

しのぶ「綱吉さん!!」


俺はナイフを1本､自分の掌の甲から刺した

勢い良く刺したから掌に刺したナイフは貫通した


ツナ(堪えろ…堪えるんだ)ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ…


禰豆子「ﾌｩ!!ﾌｩ!!」



以前…上弦の壱に言われた事がある

俺を喰えば普通の鬼なら間違いなく十二鬼月の上弦まで余裕でなれる程強い稀血だと

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