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ページ49

エンマside



ー不死川邸ー



エンマ「…」


実弥「…」



何故僕が不死川先輩の邸宅に来ているかって?


僕に風の呼吸法を教えてくれた育手…師匠の弟子の1人がこの人でもある

言わば兄弟子に当たる



エンマ「…先輩、本日はどう言った要件でしょうか」


実弥「てめぇと沢田綱吉…何の為に鬼殺隊にいる…」ギラッ


エンマ「…僕はツナ君が鬼殺隊に入るって言ったから入隊した…ツナ君自身は当面の身の振り方を決める為…」



先輩…僕達に疑惑の目を向けているな…



実弥「…お前達が初めて柱合会議に現れた時からそうだ、一般人じゃねぇだろお前達は」キッ

エンマ「……確かに……僕もツナ君も一年間だけだけど……暗殺者として鍛えました、鍛えないと行けなくなったから…と言うべきですが」

実弥「暗殺者だぁ」

エンマ「……僕もツナ君も、身に付けたこの人を殺す技術を人を生かす為に行使すると決めています」

実弥「……てめぇ等は親方様に敬意ある姿勢は示しているが尊敬はしてねぇだろ」

エンマ「していません…僕が唯一尊敬出来る人はもう……この世界でたった一人だけだから」

実弥「聞き捨てならねぇな、取れ」


トスッ
エンマ「…木刀」


実弥「兄弟子の俺が直々に稽古をつけてやる」


エンマ「許可なく隊士同士の私闘……対立違反になるのでは」


実弥「ならねぇよ」ダッ


エンマ「聞く耳無しか!」パシッ



僕は木刀を手に取り


エンマ「風の呼吸・陸ノ型・黒風烟嵐」
ズガガガガ
ズガガガガ
実弥「風の呼吸・壱ノ型・塵旋風・削ぎ」


エンマ(……やっぱりだ……ツナ君が最初に言ってた呼吸法と死ぬ気の炎……相性がいいって…)


風の呼吸に僕の大地の炎…押し負けやしない!!


エンマ「!」パァンッ


実弥「!!」ズザザザ



僕の攻撃には大地の重力の効果が付加される…



実弥「……指輪から炎?」



エンマ「流石柱……普通の人には灯る死ぬ気の炎は肉眼でも認識出来ない人が殆どなのに」



鬼殺隊は政府に認められていない非公式の組織……ある意味裏社会に通じている


この世界の復讐者に関与されないだろう……




エンマ「…先輩は知性も理性も欠けている様に見えて優しいですね」


実弥「ああ!!何知った風な口を聞いて」


エンマ「僕とツナ君が親方様や他の隊員に害がないか見定めて居たんですよね」


実弥「!!」


エンマ「先輩は不器用なりに他人を思いやっている……そう言う人を僕は尊敬します」

これは始まった物語→←須佐能乎



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作者名:修羅 | 作成日時:2019年9月26日 4時

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