天地・鬼滅の刃【壱】 (ページ42)

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殺気ページ42

エンマside

昨日ツナ君が蝶屋敷を飛び出した後…あの後から明らかに不機嫌なのは知ってる

普段なら争いを好まないツナ君がこんな喧嘩腰じゃない

ツナ「…」

行冥「…」

伊黒「…」

実弥「…」

宇髄「…」

しのぶ「…」

ツナ君の前に5人の柱が立つ…

皆既に刀を抜刀している

相変わらずツナ君は刀を抜かずただ佇むだけ…

エンマ(暗殺技術を使うつもりかな？それとも………)

僕は念のために親方様の近くに寄った

煉獄「では俺が合図を取り仕切らせてもらう!!始め!!」

行冥「岩の呼吸・壱ノ型」

宇髄「音の呼吸・肆ノ型」

伊黒「蛇の呼吸・弐ノ型」

実弥「風の呼吸・陸ノ型」

しのぶ「蟲の呼吸・蝶ノ舞」

5人が呼吸を整え技を放つ瞬間

ツナ「！！」ブワッ

行冥「!!」ﾋﾟﾀｯ

宇髄「!!」ｸﾞｯ

伊黒「!!」ﾀﾗｯ…

実弥「!!」ｿﾞｯ

しのぶ「!!」ﾄﾞｯｸﾝ

煉獄「!!」ﾁｸﾁｸｯ

富岡「!!」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘｯ

エンマ「親方様失礼!!」ﾌﾞﾜｯ

産屋敷「……これは殺気だね」

僕は親方様の前に達僕も殺気を放ち､ツナ君の殺気を相殺した…

それにしても…

エンマ(大人気ないなー)

皆固まっちゃってるもの

皆無呼吸になってる

エンマ(今まで死線を潜り抜けてきた柱達でさえツナ君の殺気程度でたじたじか……)

ツナ「どうしました先輩方……俺は軽く殺気を放っただけですが……」

実弥「!!」

ツナ「……何もしないならもういいですよね親方様？俺の勝利で」

産屋敷「うん､問題ないよ」

この瞬間ツナ君は柱最強の称号も手に入れたんだ

ツナ「会議の続きをしましょう……鬼舞辻の配下の鬼には空間支配系の鬼がいます､三味線……もしくは琵琶を鳴らします､その時､何もない空に襖が現れ､開いたと思ったら鬼舞辻がその襖の向こうへ消えた」

皆「!!」

ツナ「…他に気になるのは上弦の壱もそうだったが鬼舞辻も何故か俺の先祖の事を知っていた………何より…」ﾎﾞｿｯ

ツナ君が最後にﾎﾞｿｯっと鬼舞辻は死ぬ気の炎を知っていたと言った気がした

エンマ「……ツナ君､そろそろ殺気押さえたら？全員硬直してるよ」

ツナ「ん？」ﾌｯ

ツナ君はさっきまでの溢れだしていた殺気を瞬時に納める

エンマ(鬼殺隊に入隊してからツナ君の殺気に鋭さが増していた……鬼を殺す事で精神のバランスが崩れなきゃいいけど)

ツナ君は誰よりも優しくて………誰よりも恐ろしい人だから……