進む時 ページ38
ツナside
ツナ「なぁしのぶ」
しのぶ「はい?」
ツナ「何で毒を食うのを止めないんだ」
しのぶ「!!」ビクッ
ツナ「…藤の花の匂いが先月より濃くなってる…香水で多少は誤魔化してるが分からない程俺は鈍くねぇ」ギリッ
しのぶ「……食べて……いません」タラ…
しのぶの頬に冷や汗が流れる……
ツナ「…そうかもういい」クルッ
しのぶ「ちょっ!!待ってください」
ツナ「待たない……1つ教えておくよしのぶ」
しのぶ「!!」
ツナ「俺には特異な能力がある、超直感だ」
しのぶ「超直感」汗
ツナ「己への危機能力や相手の感情が分かったり出来る」
しのぶ「!!」ドックン
ツナ「相手の嘘や誠も」
しのぶ「…」
俺はしのぶに背を向けて玄関の方に足を運ぶ
しのぶ「こんな夜遅くに何処に行くの!!」汗
ツナ「しのぶには関係ない」シュンッ
俺は足に力を込め、一気に跳躍した
しのぶside
しのぶ「……私の目でも見えなかった…」汗
出ていってしまった……私が嘘をついたから……約束を破ったから…
しのぶ「……もしかして…もう帰ってこないの?」ポロポロ
涙が止まらない溢れてくる
しのぶ「こんな思いする位なら…嘘などつくんじゃなかった!!」ポロポロ
カナエ「しのぶ……」
しのぶ「姉さん……私…」
私が泣いていると姉さんが声を掛けてきた……
お腹回りも少し脹れて来ている…
カナエ「……辛いわね」ギュッ
しのぶ「ウッ……ウッ……」
………
……
…
ツナside
産屋敷「いいのかい綱吉?甲の方が自由に行動出来たからずっと甲のままだったのに?」
ツナ「はい、俺の覚悟は決まりました」
産屋敷「覚悟は硬いか…あまね、鴉を使って柱を招集して欲しい、半年に一度の柱合会議を行う」
あまね「はい」
産屋敷「明日から頼むね、2代目時柱・沢田綱吉」
ツナ「はい、これまで以上一層努力をします」チャッ
俺は花柄の鍔の付いた日輪刀・天国と炎柄の鍔の付いた日輪刀・天界を腰に下げ、退室した
…………
………
…
ー柱合会議ー
産屋敷「よく来てくれたね、私の可愛い剣士(こども)達、今日も空は青ね、僕も後どれ程見ていられるかな、半年に一度の柱合会議を顔触れが変わらず迎えられた事嬉しく思うよ」
しのぶ「お館様におかれましても御壮健でなによりです、益々の御多幸を切にお祈り申し挙げます」ニコニコ
産屋敷「ありがとう、しのぶ」
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作者名:修羅 | 作成日時:2019年9月26日 4時