しのぶの告白 ページ35
しのぶside
最後の最後で黙りだったカナヲが口を開いた
カナヲ「……?綱吉はお兄さんになるの?」
エンマ「ブッ」ゲホゴホ
ツナ「……え?」
カナヲ「綱吉はカナエ師範と結婚するの?しのぶ師範と結婚するの?」
ツナ「いきなり結婚ですか」ズズ
優雅にお茶を飲んでるし
しのぶ「……」イラッ
カナヲ「しのぶ師範、綱吉が何時も縁側で日向ぼっこしてる時、手鏡で髪の身だしなみ整えてる」
しのぶ「っ!!」ゴホゴホ
カナヲ!!何で知ってんですか!!
カナエ「あらあら」ウフフ
カナヲ「カナエ師範も綱吉が任務でいない時、何時もタメ息吐いてる……綱吉達が来る前までは見たこと無かった」
カナエ「!!」ゴホゴホ
カナヲ「綱吉はお兄さんにならないの?」
ツナ「お兄さん……か」フム
私は場の雰囲気に耐えられなくなり
しのぶ「ご馳走様でした!!」ダッ
その場を後にした
………
……
…
私は飛び出し…無意識のまま縁側にやって来てた…
しのぶ「…ここは好きだ」
最初は綱吉の事が余り好きじゃなかった…
私が大好きな姉さんが色男にべったりになって…
そのくせ才能持ちで…強くて…きっと私見たいな華奢な身体じゃなくて彼みたいな人が助けてくれたら安心するんだろうな…
安心…そう、安心…綱吉の言葉1つ1つが安心感がある…親方様みたいな…
しのぶ「…たまらなく好き」
そう口から零れ出た
カナヲが言ってた事は本当
屋敷の中を歩いてる時に綱吉の姿を見ると胸が締め付けられるみたいな感覚になって…
何時も手鏡で身だしなみを整えて、綱吉に声を掛けてた
口調も姉さんみたいに女らしくしたら私に振り向いてくれるかなって…そう思って口調も姉さんに寄せてみたり…
さっきも綱吉が煉獄さんの継子になるか迷ってるって聞いた時だって…私は綱吉が屋敷から出ていくのかと凄く心配になった
しのぶ「私…綱吉が本当に好き…姉さんと同じ位に大好き…」
ありがとう、あの時鬼から姉さんを守ってくれて…ありがとう、私にこの感情を教えてくれて…
ツナ「…」汗
↑
しのぶが飛び出した後を追っかけめて来たはいいものの…最初から最後まで考えていた事と口ずさんでいた事を聞いて読んでいた
カナエ「…」オロオロ
↑
綱吉の後を追い、しのぶが口ずさんでいた事を聞いていた
エンマ「修羅場」ズズ
カナヲ「?」
チビ達「?」
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作者名:修羅 | 作成日時:2019年9月26日 4時