時柱・沢田家康 ページ26
ツナside
俺とエンマが親方様に呼ばれたので産屋敷低に赴いた
ツナ「沢田綱吉、ここに」
エンマ「同じく古里炎真､ここに」
産屋敷「よく来てくれたね2人とも､今日も空は青いね､鴉達から君達の更なる活躍を聞いているよ」
ツナ「勿体ないお言葉です」
エンマ「してこの度のご用件は」
産屋敷「うん､今日呼んだのは君達の内どちらか柱になって欲しくて呼んだんだ」
ツナ「…」
エンマ「!!」
産屋敷「綱吉､君は宣言したね､１年以内に柱になると」
ツナ「はい…ですが今は丁重にお断りさせて頂きたいと思います､今はまだ己に満足しています」
エンマ「僕も遠慮させて頂きたいと思います」
産屋敷「…綱吉は鬼舞辻と遭遇しているね」
ツナ「はい、初任務のおり､偶然……奴は俺の先祖を知っていました」
エンマ「ツナ君､それ本当？」
産屋敷「…僕もね､綱吉の名字を聞いて少しだけピンときた事があるんだ…その昔､鬼舞辻を追い込んだ剣士と沢田の名字の男が共同したって話をね」
エンマ「え？けどツナ君の名字って割りとありふれてますよね？」
ツナ「エンマ……然り気無く毒吐くの止めてね､泣くよ？俺」
善逸の真似をしてしまった……元ネタ知らないエンマは？状態だ
産屋敷「それが不思議な事に千年の歴史ある鬼殺隊で沢田の名字があるのは300年前に海外から日本にやってきた沢田家康と綱吉の2人だけなんだ」
ツナ「…」
エンマ「えっ？そんな事……」
産屋敷「僕もね､不思議に思ってるんだ､沢田と多い名字が鬼殺隊の歴史には2人しか刻まれていない､因みに沢田家康は柱だったそうだよ」
ツナ「…」ﾋﾟｸｯ
エンマ「柱……」
産屋敷「うん､柱……詳細は不明だけど､始まりの呼吸から月､炎､水､雷､風､岩の呼吸……等の全ての呼吸を自由自在に操ったとされている」
エンマ「……全てに染まり､全てを己の色に染め上げる…ツナ君その者」汗
ツナ「…家康なら出来たかもな……」
産屋敷「…鬼殺隊は過去に幾度か壊滅的な被害があってね､当時の手記が殆どないんだ､家康について分かっているのはここまで……後は柱の名前だけだね」
ツナ「…」
エンマ「その柱の名前とは？」
産屋敷「時柱・沢田家康……どう言った経緯で時と言う名前が付けられたかは不明だよ」
ツナ「ありがとうございます……先祖の意外な一面に触れる事が出来ました」(これも……)
ある意味､時空軸の奇跡なのかもしれないな…
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作者名：修羅 | 作成日時：2019年9月26日 4時
