残酷な事実 ページ20
ツナside
奴の声がした……
途端に視界が真っ暗になって……
ツナ「幻術空間」
エンマ「どっちが地面か天井かわからない……」
こんな協力な幻術が使える奴は早々いない……
ツナ「…お前から俺達に近付いてくるとはな……チェッカーフェイス…鉄の帽子の男」
エンマ「確か川平のおじさん…だっけ」
川平「んー…一応初めましてだね、平行世界の僕とは会ってるね」
ツナ「!!やはりここは平行世界なのか!!」
エンマ「過去の世界じゃなくて」汗
川平「そうだよ、当然だろ?君達の世界の時空軸に鬼何て存在しないだろ?」
ツナ「ごもっとも…」
エンマ「…何故あのタイミングで現れた」
川平「文字通りの意味だよ……君達は元の世界に帰れないんだよ、10年後バズーカは故障していた、およそその確率1/178638001467の確率で平行世界……しかも過去に飛ばされる可能性」
ツナ「え」
エンマ「…どういう」
川平「これはね奇跡なんだよ、今の技術力じゃ戻れない、可能性はあるけどその可能性は……おおよそ653712860042年後…長生きしなきゃだね」
そう聞いた瞬間……俺とエンマの顔から血の気が退く感覚が分かった
皆とはもう会えない……そんな
川平「だから君達は自由に生きるべきだ、もう何の柵もなく暮らせる」
ツナ「皆には」
川平「会えないね」
エンマ「7зはどうなる」
川平「それは向こうの僕がどうにかするだろう」
ツナ「戻れないのかよ!!ユキにもリンにもメグにもアリアにも!!皆にも!!」
川平「会えないよ……今の科学力じゃ無理だ平行世界を行き来する事が出来る位技術や文明が進んでも…その頃には宇宙は消滅している」
エンマ「そんな」
川平「すまないね……僕も力にはなって上げたいけどこればかりは無理なんだ、出来るのは僕自身と同じ存在との記憶を共有する所までだから」
エンマ「白蘭に似た能力……」
川平「もう私は君達の前には現れない」パチン
………
……
…
ツナ「!!」
カナエ「大丈夫ですか!!お声掛けしても返事がなく……」
しのぶ「ちょっと……」
エンマ「!!」
カナヲ「大丈夫?」アタフタ
しのぶ「あの声はなんだったの?」
ツナ「……」
俺はカナエさん達に嘘を混ぜつつ真実を話した
今の声の主はかつての仇敵……
故郷を離れている間に……帰る場所が無くなった事
もう俺達に帰る場所はないんだ
エンマ「そんな……………あんまりだよ」
ツナ「……」
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作者名:修羅 | 作成日時:2019年9月26日 4時