しのぶ危機一発 ページ14
しのぶside
鬼「残念だったねぇ!!毒の血鬼術じゃねぇんだよ!!俺は植物を自由自在に操ってるんだよ!!」
しのぶ「!!」
植物を自由自在に操る血鬼術!!そもそも血鬼術選別試験にいる鬼は精々2、3人人を喰らった鬼しかいないはず……まさか!!
鬼「俺はこの山に囚われて80年!!その間俺は665人の受験者を食った!!お前で666人目!!5日前から5人喰った!!鬼も喰った!!」
この鬼……ずる賢い、さっきもあえてああ発言したんだわ、私を油断させる為に
しのぶ「……どうやって毒を……ウッ」ギュゥゥゥ
鬼「冥土の土産に教えてやるよ、俺は全身に樹木の厚皮を擬態させているのさ」
鬼はそう言うと私が毒で突いた箇所から皮が剥がれながら樹木の表面の様な物が落ちる
鬼「今までの人間は俺の巨体だけで異形型だと思い込む……異形と異能…両方使えるとは知らずになぁ」ニァ
しのぶ「私……ここで死ぬのかな……」
お父さん……お母さん……
姉さん…ごめんなさい…私……姉さんより先にあの世に行っちゃうみたい……本当にごめんなさい
死にたくないなぁ…カナヲ……綱吉……炎真………
ヤダナァ……結局…綱吉達にはあんな態度取ったままお別れなんだ…
姉さん……大好きな姉さん……どうか私の分まで……生き……て
「雷の呼吸・壱ノ型」
鬼「!!」ハッ ギュルル
ツナ「霹靂一閃」タンッ
ズバッ
しのぶ「……綱吉…」
ツナ「気をしっかり持って、蘿で締め上げられただけで外傷は無いよ」ニコリ
しのぶ「……」//
意識が朦朧としていたけど……分かったのは綱吉は私の身体に巻き付いた蘿を斬り、私をそのまま抱えている事……
しのぶ「……綱吉、ごめんなさい…横柄な態度ばかり…」
ツナ「いいよ、今は眠るんだ…疲れただろ?」
私は最後にその穏やかな声を聞きながら…意識が途絶えた
ツナside
しのぶ「スゥ…スゥ…」
ツナ「…さて」チンッ
鬼「!!」ギュルル
鬼はさっきより木々を自身に絡めて防御力を上げる…
ツナ「その程度」ビュッ
鬼「!!」タンッ
俺は6本ナイフの内1本を鬼の頸付近に投げ、刺さった
鬼「んだぁ…この小太刀よりちいせぇのはー」
ツナ「そのナイフには嵐、雲、晴の炎を混ぜ混んでいる」パチン
ドゴンッ
鬼「ぶっ!!」バコンッ パラパラ
俺が指を鳴らすとその振動で炎が暴発する新技だ、嵐の炎を主体に嵐の破壊力を雲が増殖に晴の炎が活性させる三乗の相乗効果
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作者名:修羅 | 作成日時:2019年9月26日 4時