検索窓
今日:11 hit、昨日:0 hit、合計:28,215 hit

最終選別試験・開始 ページ11

ツナside


ー最終選別会場ー



ツナ「藤の花だっけ?」

しのぶ「そうよ、1年中狂い咲いていてこの山に捕らえた鬼を閉じ込めているの」

ツナ「フーン……」


エンマ「ツナ君達もやっと付いたんだね」

しのぶ「あなた……話には聞いていたけど本当に呼吸を短期間で習得したのね」

ツナ「エンマは強いから」

エンマ「それはツナ君も同じだよ」

しのぶ「何男同士で称え合ってるのよ気色悪い……」

エンマ「一言一言に棘があるなぁ…」汗

ツナ「………割りと人居るんだ」



周りを見渡し俺達を抜くとざっと30人前後

暫くすると黒髪と白髪の子供が2人来た



ツナ「ん…?片方は男だな」

エンマ「え?本当?」

しのぶ「あの子供達はお館様のご子息よ」



俺達は最終選別の説明内容を聞いた


ザックリ纏めると1週間生き残ればいいのか



ツナ「さて……エンマ、1週間どうする?」

エンマ「自由行動でいいんじゃないか?」

しのぶ「能天気ね、早死にしなきゃいいけど」



しのぶは憎まれ口を言いながら藤の花の道を行く……


エンマ「何で僕が別行動を取ろうって言ったかわかる?」

ツナ「死ぬ気の炎を試す為、身に付けた呼吸が俺達の手で何処まで通じるか……だろ?」

エンマ「流石、じゃっ1週間後」タッ



エンマも行ったか……



ツナ「……鬼と呼ばれても、元々人間だったんだ……斬りたくないなぁ」


だってそうだろ?


これはエンマも口にはしないが内心感じている事だろう


元人間って事はさぁ…


それってさ元人間だった俺達のせんせーを殺すって事だもんな


せんせーと鬼達の違いは……唯一己の欲の為に人を殺したか生かしたかの違いだ



ツナ「……俺も行くか」


………

……





鬼「人間のガキ!!もう一匹食ってやる!!」ビキビキ


鬼の足元には広場にいた俺達より年が若そうな子達を2人殺して貪っていた…

その爪にはべっとりと帰り血が……



ツナ「……どうして君達は人を殺せる?殺して肉を喰らえる……」


鬼「腹を満たす為だあああああ!!」


ツナ「……そうか…」



下らねぇ……


例えお前がそんな屑でも……


ツナ「お前は『鬼』としてではなく『人』として葬ろう……元は人間なのだから」


鬼「飯ぃぃぃぃぃ!!」



ツナ「雷の呼吸・伍ノ型・熱界雷」タンッ


鬼「あ…





れ」鬼 コロコロ〜



ツナ「…1人……」




頸が落ちた鬼は跡形もなく塵と化した


ツナ「安らかに天界に滅されよ」

炎真の憂鬱→←日輪刀・冥界



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.5/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
20人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:修羅 | 作成日時:2019年9月26日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。