大空と大地の青年とヒーローの卵達 4 (ページ10)

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No.159 爆豪救出作戦編ページ10

デクside

切島君が今度こそ助けようと言うー

切島「実話よ､沢田の奴……会議に向かった直後に八百万が意識取り戻しててよ､警察の取り調べされてたのを見付けたんだ……それで」

轟「八百万が敵の１人に発信器を取り付けてたんだ…それを使う」

飯田「詰まり…八百万君にその受信デヴイスを作って貰って敵連合を追うと…」ｷﾞﾘｯ

切島「…」

飯田「っ!!ｵｰﾙﾏｲﾄの仰る通りだ!!これはプロに任せる案件だ!!生徒の出ていい舞台ではないんだ!!この馬鹿者が!!」

切島「んなもんわかってんだよ!!でもさぁ!!何っも出来なかったんだ!!ダチが狙われてるって聞いた時､俺は何っっも出来なかった!!しなかった!!ここで動けなきゃ俺はヒーローでも男でもなくなっちまうんだよ!!」

上鳴「ちょっ落ち着けよ､ここ病院だぞ」

娃吹「飯田ちゃんが正しいわ､正直…沢田ちゃんが何故捜索に参加してるのかは疑問だけど…」

切島「そうさ!!飯田が!!皆が正しい!!けど緑谷!!まだ手は届くんだよ!!」

デク「ーっ!!」

轟「俺と切島は行くから」

飯田「ふっーー!!」

ｺﾝｺﾝ

皆「!!」

デク「……君は…」

獄寺「よぉ……」

切島「お前は確か……獄寺」

飯田「獄寺君か……君も見舞いに？」

獄寺「まぁな……矢田に10代目の言伝てと…俺からテメェー等に忠告だ」

皆「!!」

獄寺「あんま勝手な事して10代目のお手を煩わせるなよ…あの方なら必ずやりとげる…あの人はそう言う人だ」

デク「…君も………古里君も…あの沢田君の彼女達も……沢田君の事……信用してるんだね……」

獄寺「たりめーだ……あの人は全てを染めつつ全てに染まる方だ…昔､10代目から聞いた事がある…」

皆「…」

獄寺「10代目は昔､家庭教師から「お前はヒーローに成れねぇ男なんだぞ」ってよ」

デク「っ!!」ﾋﾟｸｯ

獄寺「だからかな…10代目は今でもその時の言葉を気にしてるしそうだと思い込んでおられる…」

デク「…沢田君は……何て答えたのかな」

獄寺「……「守りたい､皆を守りたい」そう答えたそうだ」

皆「…」

獄寺「俺はその時の話しを聞いて思っちまった」

デク「……」

獄寺「あぁ……ﾘﾎﾞｰﾝさんは､10代目をヒーローにする為に､お前はヒーローに成れねぇ男だと言ったんだなってよ……」

デク「…そっか……」

獄寺「今回の作戦は熾烈を極める…10代目の邪魔はすんじゃねぇーぞ…」ﾊﾞﾀﾝ

彼はそう言い残し…退室した…