【セ.ン.ラ】飼い犬になりました。【歌.い.手】

いっぴきひとり ページ18

お菓子を食べてしまって人間になってしまった私。そして急なことに４人に驚かれています。




う｢……いや、信じらんねぇ。どうせ嘘だろ｣




なかなか信じて貰えず、とうとう先程まで泣き止んでいたご主人も再び泣き出してしまいました。




せ｢Aちゃん…｣




『うわーん！ご主人泣かないでくださいー！！』




し｢いや、待て！Aを見てくればわかるんちゃう！？｣




それだ！といって坂田さんがダッシュで行って戻ってくると驚いていました。｢Aがおらん！｣と。

そりゃあ私がAですからねぇ




『むん…昨日ご主人がベロンベロンに酔って起こそうとすると変なことを言ってうらたさん達と笑ったり、今朝だって私がご主人以外の３人を起こしたじゃありませんか』




そう言うと、さすがに信じて貰えました。
うん、良かったです。((




せ｢ほんっとうにAちゃんなん…？｣




『はい！ですから泣かないでください！』




そう言ってご主人の頭を撫でると再び泣いてしまいました。なんでですか！？




せ｢もうダメかと思ったぁー！！！！｣




『ありゃ、ご主人を悲しませるなんて飼い犬として失格ですねぇ』




原因となるお菓子のことを伝えると全員の視線が坂田さんに向きました。




し｢元凶はお前やないかい！｣


う｢さっさと拾えっつったろ！｣


せ｢お前マジ巫山戯んなや！｣




さ｢A助けてぇー！！｣


『嫌です』


さ｢即答！((｣




その場のことが可笑しくて笑ってしまうと４人の目線が私に集まりました。




『えっと…？』




せ｢Aちゃん可愛いなぁー！｣




ご主人はぎゅーっとしてくれました！もちろん私はご主人の飼い犬ですから可愛いのも当然です！




し｢もふもふのAもええけど美脚のAもええなぁ｣




『くっ、志麻さんがこんな変態だったなんて…！
楽屋で抱っこして貰わなきゃよかったです！』




う｢ざまぁ！｣


さ｢どんまーい！｣




私がそう言うと志麻さんは凄いドヨンとしてしまいました。私は悪くないです((




せ｢さっ！Aちゃん帰ろうかぁ！｣




『はいっ！』




犬まで戻る期間、私は人間を満喫します！

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