【歌.い.手】路地裏から拾いまして【浦.島.坂田.船】

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Senra.side




せ「ここは？」




『えっと、日中戦争は…』




苦手な歴史を聞いて教えて貰っていると、隣に座っている坂田がぐだっと寝っ転がった。こいつ…




さ「もう嫌やー、疲れたー」




う「うるせぇ。さっさと座れ」


さ「いやや」


う「貴様…」




うらさかの会話を流しながらAの説明を聞いていると、Aは立ち上がってリビングから出て行ってしまった。




し「あーあ、文句言うから怒ったんやないの？」




さ「えっ、俺のせい！？」




せ「当たり前やろ。坂田のせいで説明途中だったんやけど」




そう話していると、Aが手にお菓子がのった紙皿を持って戻ってきた。……坂田に甘すぎやろ




『勉強初めて時間も経ちますし休憩にしましょうか。糖分も取った方がいいと思うので』




あ、でも食べ過ぎちゃダメですよ？とAが言い終わった途端、坂田が手に取って食べ始める。いや、速すぎやろ




さ｢うまい！！！｣




『それは良かったです。ちゃんと手を拭いて下さいね』




う｢ほら坂田、ウェット｣




さ｢ん！｣




せ「志麻くん、クッキーとポテチどっちがいい？」



し「んー、ポテチ」




せ「はい」




お茶を淹れてくれている志麻くんの近くにポテチを向けた。クッキー食べよ




『………うらたさん達ってかなり食べますけど太りませんよね。』




う｢まぁその分動いてるからな｣




せ｢せやね。外に出れば最低五回は絡まれるし｣




し｢逆によく俺らの位置分かるよな。こぇわ｣




確かに…。




さ「んー！んまぃ！」




『世の中もっと平和になりませんかねぇ』


し「せやなぁ…」


う｢だなぁ…｣


せ｢……｣

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