【歌.い.手】路地裏から拾いまして【浦.島.坂田.船】

-２５- ページ26

Senra.side




志麻くんと仕事を片付けて役所まで殺人鬼を引きずって届けると、うらたんと坂田が終わったみたいで壁により掛かって立っていた。




う「おつかれ。もう報酬は貰ったから帰るぞ」


せ｢わかった。｣


さ｢んー、疲れたー！はよ帰ってAのご飯食べたい！｣


し｢それなぁー。今日はかなり動いたわ｣




４人で喋りながら役所を出るとうらたんが報酬を持って呟いた。




う｢これ、生活費ってことでAに預けるつもりだけど…お前らは良いか？｣




うらたんのその言葉を聞くと志麻くんと坂田と目を合わせて同時に頷いた。同じ事を考えているから




し｢当たり前やろ！リーダーの言うことは絶対やし、俺もそう思っといたからな！｣




さ｢せやで！ずっと世話になっとる身やし、少しぐらいは出したいもん！｣




せ｢この２人の言うこともそうやけどセンラもずっと世話になっとるだけなのは嫌や。自分のぐらいは自分の分で出したいわ｣




３人でうらたんの目を見ながら言うと、｢お前ら成長したなー！｣と頭をガシガシと撫でられた。…イタいイタいイタいイタい




う｢じゃあ仕事のことはAには秘密な？この金はこっそり俺がアイツの財布の中に入れとくから｣


さ｢Aの金を盗んだらあかんで？((｣


う｢誰が盗むか｣




２人の会話に笑っているといつの間にか家に着いていたのでドアを開けて中に入った。…あれ、帰ってきとる

そう思っているとぱたぱたという音が聞こえ、リビングからAが出てきた。




『おかえりなさい。怪我はないですか？』




…なんか違和感あんなぁっと思っているとかけていたサングラスがなぜかAに拭われた。…なんやねん




『…人 殺しでも？』




Aの指には血がついていた。…あぁ、たぶん仕事の時についたんかなと思って誤解されないように説明をしようとすると３人に思いっきり口を押さえられた。

……あ、あかん。仕事って言ってまうところやったわ…




『夕飯の時にゆっくり、教えてくださいね？』




Aは怒ってるのか満面の笑みでそう言った。そして志麻くんがお風呂場に行ったのでセンラも後を追ってお風呂場に向かった。

✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

更新遅れてごめんなさい！
次の話も長めです…！

-２６-→←-２４-

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す