光り輝く蝶 6 (ページ5)

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はくしゅんと小さなくしゃみが隣から聞こえた。
可愛かったけど、風邪をひかれたら困るから自分が巻いていたマフラーを解いて、ヌナの首に巻き付けた。

｢ヤー、チソンアが風邪ひくからいいよ！｣
JS ｢俺よりヌナが風邪ひく方が困ります｣

マフラーを巻き終えると、恥ずかしそうに｢ありがと｣と呟いたヌナ。ぬくぬくとマフラーに顔をうずくめる姿は本当に可愛くて、多分今俺、耳まで真っ赤になっている気がする。

歩き出そうとしたその時、急に両耳が温かくなった。
原因は目の前に居るヌナただ1人だけで、上着のポッケに入れていたカイロ二つで俺の両耳を挟み込んだ。

｢ずっとポッケであっためてたんだ。チソンア耳真っ赤になってたから｣

……この人は俺の事をどれだけ惑わすんだろう笑
寒さで耳が赤いんじゃなくて貴方のせいですよ、と思わず言いかけたけどそれをグッと飲み込んで｢ありがとうございます｣と微笑んでみた。

JS ｢そう言えば……どうして俺を誘ってくれたんですか？他にもヌナとここに来たい人は居たのに｣

誘われた日からずっと気になっていた事を聞いてみると、ヌナは優しく微笑んでこう言った。

｢この間のコンテンツ撮影の時、チソンアがクリスマスツリーの飾りとかクリスマスのグッズとか凄く嬉しそうに見てたから……好きなんだろうなと思って。ここ一緒に来たら喜んでもらえるかなぁって、ふふ｣

そんな所まで見てくれていたなんて、嬉しい反面少し恥ずかしい気持ちが込み上げてきて、思わず下を向いた。

JS ｢ヌナ……俺ヌナのそう言う所凄く尊敬しています。周りをよく見れている所とか、人の些細な事に気付ける所とか簡単そうに見えて凄く難しい事だから…｣
｢何〜改まって！笑チソンアのこう言う真面目な所とか、素直な所が大好きだよ。チソンアが良いならまたヌナとお出かけしてね｣
JS ｢勿論です…！ヌナと居るの凄く楽しいので、また誘ってください｣
｢あ〜〜チソンア…なんでそんな可愛いの…｣

ヌナはそう言って頭を抱えていたけど、俺からすると可愛いのはヌナだけどね……笑

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