光り輝く蝶 6 (ページ38)

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日も暮れてきて、すっかり夜になってしまった。
お昼とは打って変わって少し肌寒くなってきて、どうしようかと悩んでいた時、パーカーを持ったユノがやってきて私の肩にそれをかけてくれた。

｢いいの？｣
JH ｢うん、寒いから着な｣
｢ユノが寒くなっちゃうじゃん｣
JH ｢俺は大丈夫だから｣

そう言って優しい顔で私の顔を見てくるから心臓がキュッと音を立てた。

｢はぁ、ユノはそうやっていつも私の心臓こちょこちょしてくるよね｣
JH ｢こちょこちょ？笑何それ笑｣
｢分からないと思うけどね！｣

ぷいっと顔を背けユノに背を向けて歩き出すと、後ろから腕を引っ張られ体がくるっとユノの方に向き直された。
引っ張られた勢いで正面からぎゅうっと抱き着いてしまったけど、ユノも私の背中に手を回してきた。

JH ｢こちょこちょかは分からないけど、俺もAと居る時同じ感じになってるかもなぁ｣

クスクス笑いながらそう言ったユノに、みるみる顔に熱が集まってくる。

｢それわざと言ってるでしょ｣
JH ｢何が…笑｣
｢もういいよ……笑｣

ずっとニヤニヤした顔で私の顔を覗き込んでくるから言い返すのも諦めて、ユノのほっぺを軽くつまんだ。

｢そろそろ最後の全体曲のリハーサル始まるんじゃない？｣
JH ｢もうこんな時間か｣
｢そうだね〜お腹減った…｣
JH ｢終わったら飯でも行く？｣
｢え、いいの！？｣
JH ｢逆にダメなの？笑｣
｢疲れてるだろうからすぐ寝たいかなって｣

少し気を遣っていた私だったけど、｢俺には気遣わないでよ｣と言われたので｢じゃあこの後一緒にご飯行こう｣とユノと約束をした。

｢はぁ〜〜楽しみがあると頑張れるな〜｣

後ろでユノが耳を赤くして微笑んでいるのに気付かず、リハーサルを行うステージに向かった。

HC ｢ジェヒョニヒョンなんか嬉しそうじゃん、何かあったでしょ！！｣
JH ｢うるさい…笑｣

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