光り輝く蝶 6 (ページ33)

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Happy Navi Day ページ33

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お昼からユノとカフェに行ったりご飯を食べたりして充実した一日を過ごした。
こうしてユノの誕生日に毎年一緒に過ごせて、お祝い出来ているのが本当に幸せな事だなと改めて噛み締めていると、控えめなノック音が聞こえ、ゆっくりと部屋のドアが開いた。

JH ｢まだ起きてる？｣
｢起きてるよ、どうかした？｣

ドアの隙間からひょこっと顔を覗かせていたユノが部屋に入って来た。

JH ｢プレゼントありがとう、俺好みすぎてびっくりした｣
｢ユノの好みなんか全部分かるよ、もう何年一緒に居るの？笑｣

そう言うと優しく微笑んで改めて｢ありがとう｣と呟いた。

それからたわいもない会話をして、明日に控えたセンイルパーティーの話を二人で沢山話した。

携帯を触っていたユノがふと顔を上げて私の顔をじっと見つめた。

｢ん？なに？｣
JH ｢ベッドの下見て｣
｢え、何。怖いやつ？｣
JH ｢違う違う笑｣

言われた通り恐る恐るベッドの下に手を入れると、何か固いものが触れた。

｢やっぱり怖いやつじゃんやだ｣
JH ｢違うから笑引っ張り出してみて｣

もう一度ベッドの下に手を入れて、固いものを引っ張るとそれは硬い素材の紙袋だった。
ユノの顔を見るとさっきみたいに優しく微笑んで｢誕生日おめでとう｣と言った。

慌てて時計を見ると0時ぴったりで、嬉しい気持ちが溢れてきたのに視界が歪んできたのを隠したくてユノの胸に飛び込んだ。

JH ｢あいぐ、なんで泣くのさ笑｣
｢本当に嬉しい…いつもユノが傍に居てくれる事に本当に感謝してる｣
JH ｢俺もだよ。いつもありがとう｣

私の背中に手を回して優しく撫でてくれるから、心の底から安心したし、本当に好きだなと改めて思えた。

｢はぁ、ユノだいすき｣

思わず本音がぽろっと零れてしまったけど、この雰囲気に流されてしまえと思った瞬間ユノの顔がゆっくりと近付いてきて唇に柔らかい感触がした。

｢………へ？｣

突然の出来事に間抜けな声が出てしまって後から恥ずかしく思ったけど、今はそれどころじゃない。体の奥の奥から熱が溢れてきて体が熱くなった。

JH ｢ごめん、我慢出来なかった｣

耳をほんのり赤くしたユノがそう呟いた。

今私達がした事は曖昧な関係をもっと拗らせる事だったけれど、生まれて初めて味わった感覚がユノで良かったとそう思えた。

JH ｢この気持ちに嘘は無いから｣

そう呟いたユノはもう一度私を抱き締め、優しく頭を撫でてくれた。

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