光り輝く蝶 6 (ページ30)

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Happy Jaehyun Day ページ30

JH side

今年もAより一日早く誕生日を迎えた。
明日、Aの誕生日当日に俺とA二人まとめてのセンパがあるからゆっくり出掛ける事が出来ないので、その代わりと言ったらあれだけど今日出掛ける事に。

｢ユノ、ご飯行く前にちょっと寄りたい所あるんだけどいい？｣
JH ｢いいよ｣

Aに言われるがまま車を走らせると、そこは俺とAの誕生日を合同で祝ってくれているカフェだった。

車の中から写真を撮るだけかなと思っていたが、ドアを開けたA。

JH ｢え、行くの？｣
｢うん、ダメ？｣
JH ｢ダメでは無いけど人多いだろ…｣
｢ちょっとだけ！お願い！｣

目の前で両手を合わせてお願いするA。
俺がそれに弱いのを分かってやってるんだか、こいつは…笑

店に入ると当たり前だけど、ファンの皆がパニックになり、それぞれ悲鳴をあげたり開いた口が塞がらなくなっている人も。
その姿を見たAはニコニコ笑顔で嬉しそうで、ファンの皆に｢ありがとう｣と言ってまわっていた。

｢こうやってお祝いしてくれてるの嬉しいね｣
JH ｢うん、そうだね。愛されてるよ｣

少しだけ、と言っていたので本当に滞在時間は短かったけれど帰り際ここに居るファンの皆の代金を全部支払って店を出たAにまた驚かされた。

その後、予約していた店に着き、奥の個室に案内された。
ご飯を食べた後、個室の戸が開き鮮やかな色のケーキがやって来た。

｢ふふ、サプラーイズ！ユノ誕生日おめでとう〜｣
JH ｢今日は驚かされてばっかりだ……｣
｢私と出会ってくれてありがとうね、これからも末永くよろしくお願いします｣
JH ｢こちらこそありがとう。今後Aが嫌だって言っても一緒に居るつもりだから｣

俺がそう言うとほんのり耳を赤くしたA。
その姿が可愛くてカメラを向けると、口を尖らせて怒ったけどその姿もひっくるめて可愛いって気付いてないみたい。

｢あ、プレゼントは宿舎に帰ってから渡すからね〜｣
JH ｢毎年ありがとう｣

口の端にケーキのクリームを付けてたので、それを指で拭ってあげるとまた耳を赤くしたから、笑みが零れた。

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