247話 知らない人 ページ10
その言葉を聞くや否や、ほんの少し悲しそうな顔をして頷いた。
サ「うん…」
サタンの脳内にノイズが走る。
父「…今夜は彼女が来る。僕の可愛いリトルレディだ。もてなし方はわかるだろう？」
サ「そうですか。しかし自分は適当に過ごしてますよ。自分以外の奴が何しでかすかもわからんのでね。」
先程までとは纏う空気が異なっていた。コレは人間ではないと言われて、誰もが納得をするような空気だ。
父「それがいい。しっかし彼女はたくさんの男を侍らしたようでねぇ…海賊白ひげ。こーんな
サ「あの中に愛しい人でもいるのと違いますか。」
父「はぁ？海賊なんて認めないよ。海賊じゃなくてもだけど！」
サ「親って孫の顔を見たいものじゃないんですか？」
父「いや、孫とかその気になりゃ僕は自分で造れるし。大体、実際の生き物の子作りなんて気持ちの悪いものだよぉ？ 皆僕に頼めば痛い事も時間をかけることもなくスグに造れるのにね〜。」
サ「…過程というものが大事なのでは。しかも貴方子供いるじゃないですか。」
父「…あれはそうだな…
サ「…どちら様でしょう？」
父「…僕の妻。
サ「いらっしゃるのですか。」
父「いや、そりゃそうでしょ。僕がこの歳で童貞に見えるってか？」
サ「…少なくとも処女では無さそうですよね。」
父「えっ、ヤダッ36番君ったら僕をそんな風に見てたの！ここ数年で一番びっくりしてるよ今ー！」
身体をくねらせているマーキュリの姿を見てサタンは少し溜息をついた。
父「おい見えてるからな。」
サ「貴方がこんな気楽そうではアイザック殿の気が知れますよ。」
父「あぁそうだ！ アイザックにも伝えないと、えっーと…？ 一斉送信でいいかな…」
サ「あーそれ脳内に貴方の声が響いて気持ち悪いんですけど。」
父「え…正直すぎない？いいじゃないか楽なんだよ。わざわざチップを埋めた甲斐が有る。」
サ「前みたいに食べながらの送信は止めてくださいね。」
父「あっはは、人の咀嚼音が脳内に谺響するとか最悪だろうな！僕無理！」
サ「あの時の自分は
父「あー…僕に告白してきた彼の状態…あれに応えればどうなるの。君とも付き合う事になるの？」
サ「…ごめんです。」
父「えー！待って何で僕が振られたみたいになってるのー！？」
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ふいと - この作品大好きです (2019年5月6日 13時) (
レス) id: ec73fc1a8a (このIDを非表示/違反報告)
いちごミルク(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2018年9月8日 23時) (レス) id: 74107eb362 (このIDを非表示/違反報告)
たけつき。(プロフ) - 森田菜々子さん» ごめんなさい小説製作は受け付けてないんです…自分で考えたやつじゃないと想像力が働かないところがあるので…本当に申し訳ございません。他の作者様方へお願いします。自分にリクエストしていただけたのは嬉しかったです。 (2018年9月5日 22時) (レス) id: d2d8bef1b4 (このIDを非表示/違反報告)
森田菜々子 - お願いあるんだけどいいですかな？ワンピース×メイ・チャンの恋愛短編集でお願いします。メイ・チャンは長男のグリードと次男のエンヴィーの妹を設定で (2018年9月2日 10時) (レス) id: e772f145ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：脱兎狼 | 作成日時：2018年4月8日 15時
