【ONE PIECE】無気力系旅人の奮闘第5弾 (ページ48)

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237話 where? ページ48

白「グララララ…待たせてくれるじゃあねぇか。」

貴「…お宅の息子さんとやらにリンチされてたんですぅ～」

マ「もういっぺん言ってみろよい。」

冗談に、夜街の女のような話し方(ただし真顔)で答えるとマルコさんが頭を鷲掴みされているアッ、チョットツヨクナァイ？

白「お前らの噂は俺ん所まできてるぜ。随分と盛り上げてくれるモンだ…この宴はいつ終わるんだ？」

貴「…お望みならぱぱっと片付けてやりますよ…酔い潰れちゃあ仕方ないですからね。」

部屋には大きな机があり、その上に端が丸まり、ところどころに損傷もある古い地図が広がる。

ヘルメスはそれに近づき、持っていたログポーズを机上に置いた。

貴「現在地は…」

「ここだ」

名前も知らない団の一人が、鯨をモチーフにしたチェスの駒のようなものを指し示した位置に置く。

「針が示すのは北だから…この島の内のどれかって事か。」

「いやコチラの可能性も捨て難い…」

身を乗り出して穴があくほどに皆が地図を見る。これに自我が有ったらだいぶ照れてるよね。

エ「お前、何かわかるか？」

貴「…他の島が見えるまで結構時間がかかってたはず…」

「ならこの三つに絞られるな。」

流れ作業のように早く事が進んでいる。世界最強の名はダテじゃないね。航海術が備わっている。

貴「この地図、間違ってるなんて事ないっすよね…」

白「載っているモンは俺らが周った世界だけだ。間違いはマルコが記録したからねぇ。」

貴「へぇ、アンタそういう事もできるんすか…」

マ「この程度だがな。」

地図から顔をあげずに答えられた。

マ「上陸してねぇところは大体の形しか書いてねぇが…ま、幻術にでもかけられてない限り正しい物だよい。」

幻術か…昔師匠と会った時の事を思い出すね。ゲンゲンの実、だっけ？アレが家と関わりがあったらまぁそういう事も視野に入れて考えなきゃあいけないけど…あーんなはじまりの大地のレベ１スライムみたいなのが魔王城に居たなんてことある訳ない…よ、ね？

ん…あれ…そういやあの能力者、あの時…自分の名前を呼んでいた…

貴「…！｣