【ONE PIECE】無気力系旅人の奮闘第5弾 (ページ38)

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227話お開きページ38

朝日が登り始めた頃。だいたいの奴らが酔いつぶれ、宴もお開きとなり始めていた。

マ「こりゃ一日中眠りっぱなしだな…情ねぇ。」

敵が来たらどうすんだとぶつくさ言うが、ココ(白ひげ)に喧嘩売るようなのいないと思う。

貴「アンタ強いっすね…一晩中飲んでた。」

マ「…お前と話すために薄めにしてた。」

貴「そのおかげで楽しめましたよ。」

少し口角を上げて立ち上がる。

マ「戻るのかよい」

貴「一眠りしてきます。」

マ「ならソレも連れてけ。」

貴「え」

顎で示された『ソレ』とは酒瓶抱えて気持ち良さそうに眠るエース君である。

マ「ったく、幸せそうに眠りやがって…エースがここまで飲むのは久しぶりだよい。何かいい事でもあったンかねぇ…」

ニヤニヤしながら顎の無精髭をさする。

貴「…自分に会えたからですよ。戻ります。」

エース君を背負い、その場を後にした。

…

イ「…んン～、マルコォ。オメェまだ飲んでんのかぁ…あー頭痛てぇ。」

マ「物足りなかったんだよい。」

イ「…楽しそうだったな。」

マ「まぁな。」

イ「俺の部屋で飲み直す？」

マ「おう。」

イ「いーい酒があったような…ふぁあ…ん？どうした、ドアなんか見つめて…やっぱ酔ってる？」

マ「…いや、イゾウよぉ…」

イ「ンだよ。」

マ「可愛げがねぇってのは…可愛いねぇ…」

イ「…あー…やめとけおっさん。あーいう子は痛い目見るぞ。」

マ「女だってバレてないと思ってんのかね。」

イ「俺は最初わからなかったぞ。」

マ「人を見る目ってのは勝手に養われるものだよい。」

イ「そーかい…サッチにツマミでも貰うか。」

マ「俺が行く。」

イ「じゃあ先に戻って用意しておく。」

マ「それも俺がやるぞ酔っ払い。ふらふらしやがって。抱えてやろうか？」

イ「…かぁっこいいなぁウチの一番隊隊長は！」

マ「うるさいよい。十六番隊隊長。」