【ONE PIECE】無気力系旅人の奮闘第5弾 (ページ26)

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212話嫉妬ページ26

ヘルメスから離れた後＿

ベ「…ルーフェ、気づいテタかネ。」

「いやぁわっかんないなぁ。いっつも無表情なんだもーん。」

ベ『…レィンの姿、話し方、ヤメテクダサイ。』

「…君、割と素直にキツいこと言うよね。」

ベ「環境悪いトコばかり。普通、わか無いネ。」

「わからない、だよ。もっとしっかり習わせるべきだったかぁ…君は国外の者だから言葉だけで結構大変だったからねー。」

ベ「この国、言葉難しイ。」

「それを教えるのが僕の役目だからなー。うーわ休む暇無くなった。」

ベ「元から無いヨ…"センセ"。」

ベルゼブブが話しかける相手は、勿論アイザック。の、姿をした者。

「あっはは、やっぱり君はキツいことを言うね。」

ベ「センセの息子より、マシ。」

「うーん、そうだねぇ。アイツは口が達者で困っちゃうよ。本ばかり読んでたせいかな？」

ベ「書いてル見たヨ。」

「へぇ！そーなの。」

ベ「知らなかたカ？」

「あー…うん。僕ヘルメスの方ばっかりに構ってたからなぁー…」

だから"コイツ"が生まれたんだけどね。と、少し嬉しそうに言う。

ベ「父親失格ヨ。」

「元から自覚ないからいいんだよ。」

ベ「…親子そろて屑バカリ。」

「言うねぇ…ちょっと今日テンション高いでしょ？」

ベ「別に。」

「ふふ、まぁいいさ。」

部屋の扉を開ける。

すると一瞬、アイザックの体が歪むが気を持ち直す。

兄「っ…あー、また"能力"で俺の体使った？ …父さん。」

椅子に座り、古く厚い本を開いている人物に話しかける。

父「…ふふ、いやぁ悪いね。娘の顔を見たくて。でも僕だと警戒されちゃうからさ。」

ベ「当たり前ネ。」

兄「だったら俺と一緒に行けばよかったでしょう…」

その言葉に笑顔は消える。

父「…だって君、ヘルメスの事殺すだろ。」

兄「…あぁ…そうですね…」

父「君という"嫉妬"が育ってくれてるのは嬉しいけどさ、僕の"最高傑作"だけは手を出しちゃあイケナイよ。」

兄「…その言い方、おちょくってます？」

父「どうだろうねー」

ベ「はぁー…家族喧嘩はやめロ。お前ラの、止める無理。」

父「ま、せいぜい募らせてよ。その嫉妬をさ。そしたら君は彼女を超える。」

兄「…言われなくとも。」