【ONE PIECE】無気力系旅人の奮闘第5弾 (ページ11)

今日:17 hit、昨日:1 hit、合計:68,330 hit

201話関係ページ11

父「おや、来てたんですか？」

？「こんな盛大なパーティに俺がいない方が可笑しいだろう？先生。」

黒の中に淡い桃色が写る。あー…そういえば居たな、

貴「ドフラミンゴさん…」

ド「フッフッフ、久しいじゃねぇかヘルメス？」

父「お友達？」

こんな友達いらねーよ。

貴「いや…ファーストキス(ギリギリセーフだけど)の相手…」

父「ぶっ殺す!!!」

ド「そう怒んなよ。まだ未遂だ。」

父「まだってなんだぁ！まだって！」

頬を膨らませて怒る父。

ド「そういやアンタらはどういう関係だ？」

話題を変えられる。

父「んー…ペットと飼いn」貴「親子」

ド「！道理で…化物じみたオーラが似ていると思ったぜ。」

貴「…どーゆー意味」

ド「褒めてんだよ。」

うーむ腑に落ちん。

ド「で…その親子が何やってんだ？ただの感動の再開にゃ見えねぇな。」

父「…君には関係ないよ。」

隠されるように羽に包み込まれる。睨み合っているのが空気によって伝わる。

ド「…そいつは今勤務中のはずだ。公務員のサボりは許されねぇぜ？仕事量倍増かもな。」

ニヤリをいつものいやらしい笑み。え、待って、ん？仕事量倍増？ん？

貴「…は、こうしちゃいられねぇな。」

刺した所の傷を思いっきり抉る。

父「っつ！」

よし、やっと放された…

貴「…面倒事はごめんなんで…許してよ。」

父「そんな勝手が許されると？」

貴「…"またね"、父さん」

父「！あぁ…しょうがないなぁ…その代わり、君は今よりもっと苦労するよ。」

貴「…いいよ、どうせ殺すから。」

父「はは、期待しとく。」

貴「しなくていーよ…」

ヘルメスは動かないカクを担ぎ、その場を去った。

…

ド「…気持ちの悪い父親だな。」

父「え、何で？」

ド「フッフッフ、自覚がねぇか？あんたの目は恋をする者がする目だぜ？」

父「おや、君はそんなものを知っているのかい…まぁ、あながち間違ってなーいよ。」

ド「…ヘルメスをどうするつもりだ」

父「決まり切った事を聞くなよ。さっき言ったろ？僕らはペットと飼い主の関係だ…だから、鎖で繋がなければイケナイ…よね？」

ド「…気持ち悪い」

父「君には言われたくないね。そのコート、やめた方がいいよ。いい年なんだから。」

ド「フッフッフ！」

父「…さて、ヘルメスも逃しちゃったし、本来の目的を果たすとしますかぁ！」

ド「あぁ…アレ、か。」

そのバルコニーには静寂が残った。