【ONE PIECE】無気力系旅人の奮闘第2弾 (ページ8)

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56話ゲンゲン(笑) ページ8

貴｢でも…どうします？｣

ミ｢さぁな｣

『シーン』

うっわ、気まずい…こーゆーの一番めんどい…

貴｢…まぁ、大体の予想はついてるんですけどね。｣

ミ｢ほう…誠か。｣

貴｢おそらく、図鑑で見た、『ゲンゲンの実』の幻人間。｣

？｢ふはははは！よくわかったな、小僧！｣

貴｢…｣

ミ｢！？どこだ…｣

？｢ここだぜ、鷹の目｣

『ザクッ』

ミ｢なっ！？｣

鷹の目の肩から、血が流れた。

貴｢あら…｣

そして姿を現したそいつ。

？｢おれぁファントム。覚えとけよォヘルメス！お前さんの言う通り、ゲンゲンの実を食った…幻人間さ。｣

貴｢大剣豪に一発食らわせるとは…なかなかいい相手ですね、鷹の目さん…｣

挑発するように言う私。それに隣のそいつはニヤリと笑う。

ミ｢…あぁ、でも次は無い。｣

ファ｢フッ、次は無い…か。まぁいい。おれぁな、ここいらを通る奴らに幻を見せ、全ての船を沈めてきた。何故かって？それぁ楽しいからだ！もしもあの大剣豪も沈めたとしたら…フッ、楽しみだぜぇた・か・の・め！｣

そう言って奴はまた姿を消す。

ミ｢…｣シャキッ

無言で刀を構える鷹の目。…力を貸してやりますか。

貴｢12時の方向。あと1m。｣

ファ｢んな！？｣

振り降ろされたのは鷹の目の黒刀。その刃は姿が見えないはずのファントムに刺さっていた。

ミ｢ほう…興味深い。｣

こっちをチラリと見られた。

貴｢あっそ…｣

こっちは興味無い…