93話 結局買ってやった ページ47
外はもう暗くあちらこちらで食べ物の匂いがした。夕飯時か…
少し寄り道をして約束のアイスを買った。
貴｢…｣
クソ広い城。自分の部屋に真っ先に戻る。下っ端以外、誰にも会わなかった
貴｢夕飯の時呼んで…｣
｢はい！｣
冷凍庫に適当にアイスを突っ込み、ぼーっとして時を過ごす
｢夜食の時間になりました｣
貴｢どーも｣
この時まで、帰った事を言うのを忘れていた。
ベビー5さん怒ってるよな…
扉の前まで来た。気まずいなんて自分の辞書には無いから躊躇いなく開ける
貴｢ちーす｣
三河屋でーすと言うようなテンションで開ける。(サザエさんです)
ピタッ
え、何…
一枚の写真のように止まる皆さん。
べ｢ヘルメス！生きてたのね！｣
貴｢何勝手に殺してんの…｣
べ｢死亡グラフを建ててたから…｣←
貴｢サーセンね｣
てかさ
貴｢お腹空いた…｣グルルルル
ド「ヘルメス、俺の隣に来い。｣
貴｢お隣いーですかー？｣
シュ｢え、別にいいけど…｣チラッ
ド｢フッフッフッ、冷てぇな｣
皆さんは食事に戻った。
…
貴｢アイス、買ってきてやったよ…｣
バ｢！チョコアイスですやん！｣
シュ｢私これー｣
ジョーラ｢オホホ、美味しいわ｣
貴｢そりゃよかったね…｣
ジョ｢誰がお茶会をしている貴婦人ザマスか！｣
貴｢言ってねぇよ…｣
デリンジャー｢キャーありがとうーヘルメスー！｣
貴｢ん…｣
この国のバニラアイスは甘すぎる
そろそろ他の国に旅立つかな…
父さん…まだあんな事していたのか、、、
次に来るのは何時かわからない。不安の性かアイスの冷たさの性か…少し身震いをした。
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革ベルト
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作者名：脱兎狼 x他1人 | 作成日時：2016年8月25日 21時
