【ONE PIECE】無気力系旅人の奮闘第2弾 (ページ37)

今日:19 hit、昨日:1 hit、合計:199,844 hit

84話海が選んだ運命ページ37

二日後…とある国

？｢あら…何か流れて来たわ。って、ひ、人！？｣

？｢若に報告ですやん！｣

引き上げられるのを感じたが意識が朦朧とする…まぁ流れに任せますか。

また目を閉じた。

…

？｢若！大変なの！/ですやん！｣

ド｢どうした…ベビー5、バッファロー｣

見ていた手配書から顔を上げる…ドレスローザ現国王ドンキホーテ・ドフラミンゴ

べ｢海岸に人がって、その人!!｣

手配書を指さす。

バ｢コイツですやん｣

バッファローは背負っていた人間を下ろす。

ド｢アイザック！？…いや、ヘルメスと言うべきか｣

べ｢生きてるって事は先日の報道は嘘だったのね…｣

そう、この人物は聖地にて尽きたと世界中が思っていた。しかしここに存在がある。

ド｢フッフッフッ｣

笑いが止まらなくなる。神が俺とコイツを巡り会わせた事に。

べ｢若、近頃ずっとそれ見てたものね｣

バ｢よかったですやん！｣

ド｢あぁ、そうだな…｣

しかし弱っている。今ならコイツにどんなコトもできるが、死なれては困る。

ド｢ベビー5、お前の力が必要だ。コイツを風呂に入れてベッドで休ませろ…｣

べ(必要とされてる…！)ドキッ

べ｢了解です。｣

運ぶ為にバッファローから預かる。

べ｢え、｣

ド｢どうした？｣

べ｢いえ、何も…｣

驚いた。彼女の軽さというものに。

女の私でも軽々と持てる…ひょいっと、横抱きもできるくらいだ。

ド｢力強くなったな…｣

べ｢彼女が軽いんですっ｣

冗談ぽく言う若様。本当ですよ

そのまま、私達は部屋を後にした。

…

ド｢フッフッフッ｣

生きてたか…ヘルメス。まぁそう簡単には死なねぇと思っていたが。

それにしても、聖地から脱出とは…な。

昔居たからわかる。命が幾つ有っても足りないくらい危険だ。強さが計り知れないな…

新聞を見た時、絶望感しかなかった。俺が初めて惚れた人間が消えた事に…

ベビー5とバッファローはよくやった。今度何処かへ連れていこう。

ド｢フッフッフッ｣

また笑いが込み上げてくる。

一人だけの部屋に響いた。