【ONE PIECE】無気力系旅人の奮闘第2弾 (ページ19)

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67話光る目ページ19

あぁ…くっっっそだるい…

怪我を治すのは相当な体力が必要な事がわかったので右手は治さないことにした。元々能力を使うと体力消耗されるんであまり使いたくないんだ。まぁ、片手でも生きていけるからね。これでいいや。

昨日までのが嘘のように動く左手。良かった良かった。

じゃ、今日から修行かな…

貴｢ってことでお願いします師匠…｣

ミ｢あぁ。｣

ところで…と聞く師匠。

ミ｢ぬしは悪魔の実の能力者という事で良いな？｣

貴｢あぁ、はい。そうですね…｣

コトコトの実の詳細を話す。この人なら何でも話しても良いと自分の何かが言っている気がするから。

ミ｢…便利だな。｣

貴｢苦労もしましたけどね…｣

貴・ミ｢…｣

まぁこんな辛気臭い話は止めにして、

貴｢早くしないと日が暮れますよ…｣

ミ｢ふっ、そうだな。付いて来い。｣

ヒラリとマントを翻して部屋を出た師匠。私はそれに続いた。

…

やってきたのは海の見える山の中。まぁ誰も来なさそうな場所

ミ｢おれが教えるのは『柔』のある剣だ。ぬしは筋が良いがまだまだだ。｣

貴｢柔…｣

ミ｢これが使いこなせば弾丸一発二発の軌道を変えることは容易い。｣

…簡単では無さそうですね。

私はどっかの最強夢主とは違うから努力をしないと強くなれない。めんどいけどやるんだ、自分を守るために…

貴｢…お願いします。｣

ミ｢厳しくなるぞ。血反吐を吐く覚悟をしておけ。｣

冗談ぽく言われる。だけど私は、

貴｢そんな事、とっくにしていますよ。｣

ミ｢！そうか。｣

この時だけ、ヘルメスの目には強い光が宿っていた。