【ONE PIECE】無気力系旅人の奮闘

48話 さぁ始めよう ページ50

深夜零時。ゴア王国王宮の一番豪華な部屋には天竜人と呼ばれる人物が寝ていた。

するとこの時を狙っていたかのように、窓に小さな影が写った。

貴｢開け｣ボソッ

キィ、カチャ！

貴｢…。｣

その小さな影は一切の音をたてず、寝ている人物まで近寄る。

その殺気の篭った目には怨みという文字しか無いようで、外の白い月光さえ映さなかった。

貴｢コイツじゃない…｣

ハズレか…なら…

『ぐさッ』

貴｢ここでいいか。｣

人体の臓器で言うと肺に当たる部分を正確に突き刺す。

天竜人(天)｢グッ！！！？｣

貴｢アンタが私の兄さんを殺した奴じゃなくてよかったね。｣

もし、そうだったら…

貴｢心臓をくり抜いていたよ…｣

小さな影は再び窓まで歩み、そこから落ちる。

瞬間、

『ビー！！ビー！！ビー！！』

鳴り響く警報。厳つい人達が国内を走り回る。

そんな時、少女は、頼んで用意されていた舟を出していた。

貴｢じゃあね…｣

あぁ後１日でガープさんが迎えに来るはずだったのに…

お尋ね者決定だ…

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