第1話 鬼殺隊柱合裁判 ページ3
那田蜘蛛山で竈門炭治郎と、鬼になった妹の禰󠄀豆子を拘束して本部へ連れて帰る様に伝令が響いている時、その場所から遥か西の方の森の中、木の枝の上に立っている1人の女性の元に鎹鴉が飛んで来た
その者は【櫻日柱 篝翡翠】であった
貴女『玉葉、どうしたの?』
玉葉《伝令!!オ館様カラ伝令!!
明日柱裁判ガ行ナワレル、トノコト!!》
貴女『っ!!……柱裁判が?
…………柱合会議じゃなくて裁判が?
何かあったのね』
玉葉《隊士ノ竈門炭治郎ガ連レテイル鬼ノ妹竈門禰󠄀豆子!!明日!!裁判ガアル!!》
貴女『っ!!………そう、明日か…』
翡翠は遠方の長期任務の為、本部へ向かえるかと相棒である玉葉の話を聞きながら考えていると玉葉は翡翠の肩に乗り頬を擦り寄せて来た
貴女『どうしたの玉葉?』
玉葉《オ館様カラ「無理はしない様に任務の方を優先しておいで」ト伝言ヲ頂イテ来タ……俺カラモ………無理シナイデ無茶スルカラ……》
段々声が弱くなり本当に気にしてくれているのだと伝わり玉葉を撫でながら翡翠も頬を擦り寄せ安心させる様に玉葉を包む様に手を添える
貴女『うん、いつも心配してくれてありがとうね玉葉……(ありがとう、でも…ほんの少し少しだけ許してね)
……それじゃあ私は目の前の任務に集中させて貰いますね』
翡翠は木の枝から飛び降りて暗い森の奥へと走り出して行った
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作者名:ナコ | 作成日時:2022年8月28日 22時