1話 ページ3
凪side
さて、取り敢えず転生も無事済んでそれなりに年月が経った
転生体は男だし潮成り代わりだし名前変わってるけどまあそれは別にいっか←
舌のから渡された「水神の力」のコントロールも問題ないし、大丈夫だろうね
まあ、水神の力だけでなく、「丑の刻」の力も使えるのだけれど
舌のはね、丑の年丑の月丑の日丑の刻に地上に降り立った神なんだよ
貴船神社の周辺は丑の刻参りの部隊としても有名だけど、そんな関係もないんだけどね
あんまり使う機会は無いけど、わりかし便利だよ
丑の刻、逢魔ヶ時というのは、境目のなくなる時間だからね
あ、この言葉の意味は理解しなくてもいいよ
双星の陰陽師で使ってた術もちゃんと使えるよ
いわゆる「呪力」というのだけれど、なかなか使い勝手が良いんだ
私は最初から妖怪も見えてるし、聞こえるし、祓えるしなんで面倒なのは隠れて祓ってきたけど
正直手応え無さすぎてなんともなぁ…
婆娑羅レベルの奴と戦いたいよ←
もしくは
紫暮「――――凪。おい凪、聞いとんのか」
『聞き流してるけど何か文句あんの?』
紫暮「聞け!」←
…いやね、さっきから父親である紫暮がうるさいのよ
妖怪に気を付けろ云々……聞き飽きた
もっとしっかりして貰いたいものだけどなぁ…
……ま、人はそんなに強くないし、良いんだけど
『あのな父さん、その話どんだけ聞いてると思ってんだ?毎日毎朝懲りもせずおんなじ話ばっか…機械かよ
聞き飽きたしもう覚えたわ』
それなりに記憶力いいし、妖怪に関しては私のほうがよく知ってるっての
『バカの一つ覚えみてぇに話してる暇があるなら、もっとしっかりしてくれっての』
紫暮「お前なぁ…」
『じゃ、俺は蔵ん中の古本虫干ししてくるから』
古いものにはそれだけで力が宿る
それを無下に扱ったり、淀みの溜まり場にとどめるのは良くない
穢れがたまりかねないからね
ガラッ
やってきた蔵には、五百年の歴史のあるこの寺の様々なものが眠っている
ま、掃除が面倒なだけなんだけど
取り敢えず、空気入れ換えるか
『“吹け”』
ビュオォ!
一瞬だけ強い風が蔵に起こり、瞬く間に無風となる
これで淀んだ空気は取り除けたから…あとは虫干しするだけだね
ま、今回の目的はそれじゃあないんだけど
11人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レイ - 続きお願い致します! (2023年2月3日 20時) (レス) id: 40d8212b5f (このIDを非表示/違反報告)
リゼ - うしおととらと魔入間とY学園の最新をしてください!お願いします! (2022年5月12日 8時) (レス) id: bd60c7e03e (このIDを非表示/違反報告)
リゼ - 続きをお恵みください!お願いします! (2022年5月6日 13時) (レス) id: bd60c7e03e (このIDを非表示/違反報告)
リゼ - 零月さん» 続きを、お恵みください!お願いします! (2022年3月11日 8時) (レス) id: 590b5b1374 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - 零月さん» あー(察し) (2022年2月12日 19時) (レス) id: 7f6da98090 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ