・ ページ17
中島side
正直この人放っておきたいけどそうもいかないし…
仕方ないから助けるか←
……………ん？あれ？
中島「なんだこれ…」
近付いてみてみると、ドラム缶の側に黒いカバンが見えた
ちょうど太宰さんの視界に入らない位置に置いてあるようだ
太宰「？どうかしたのかい？」
中島「いや…そこに黒いカバンが…」
太宰「！そのカバン、細い銀線の円と炎のマークがないかい？」
中島「え？………あ、あります、けど」
カバンを見てみると細い銀色の線で円が描かれており
その円に纏うように少し黒っぽい赤い炎があった
太宰さんのものかな？いや、ならこの反応はおかしい気が…
太宰「そうか……。君も関わるかもしれないし説明しよう。だからまず助けて」
中島「…………」
あ、もう限界なんだな。って後半早口になったあたりで察した
助けるか。えっと、ドラム缶をこう………えい！って倒してと
…ん？カバンの下に何か紙が……
紙を取ってみると、こう書かれてあった
「それは自 殺法ではなく拷問法だよ社会不適合者by新月」
……………見なかったことにしようかな←
中島「それで、このカバンは？」
太宰「それかい？一言で云えば「情報」さ」
中島「情報？」
太宰「あぁ。中身はかなりのものだけれどね」
情報………。探偵社なのだから、必要になってくるわけか…
太宰「このマークは私達が頼りにしている情報屋の印なのさ。いつの間にか届けられていたようだね」
中島「有名なんですか？」
太宰「あぁ。知らない者がいないほどだ。君もきっと知っているよ」
え？僕も知っている？
どういうことだろう…。僕はこういう業界とは縁もなかったのに…
太宰「…「新月」という名を、知らないはずはないだろう」
中島「！？新月って、「あの」！？」
新月は有名な「殺し屋」だ
孤児院育ちの僕でさえ知っているほど名を馳せている
新月に目をつけられたら終わりだと言われるほどに強いとか
最強の殺し屋とも言われている
標的はいつも悪い組織や政治家などで
好んでいる人も多いらしい
僕は良く分からないけど、凄い人なのはわかる
太宰「新月は情報屋でもあってね。少し前から情報を貰ってるんだよ
新月は私達とて油断できない相手だが、信頼の足る者でもある」
中島「そうなんですか」
殺し屋……そして情報屋の「新月」
僕もいずれ出会うことがあるんだろうか……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 44人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リゼ - 零月さん» うしおととらはまだですか？ (2022年4月12日 13時) (
レス) id: bd60c7e03e (このIDを非表示/違反報告)
maichametamtam(プロフ) - 魔入間とうしおととらの最新を、、、 (2022年4月10日 15時) (レス) id: dd065062e2 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - そうですが、答えていただきありがとうございました。( ´∀｀ )b (2021年10月12日 7時) (レス) id: caf70309bf (このIDを非表示/違反報告)
零月 - 時雨さん» 少々見きり発車的な部分があったため消してしまいました。すみません (2021年10月11日 20時) (レス) id: e13128236a (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 零月さんいつも楽しく読ませてもらってます。聞きたいことがあるんですが刀剣乱舞と鬼滅の刃のクロスオーバーで夢主が日輪刀の話がなくなっていたので消してしまいましたか？(蛇柱の日輪刀じゃない方です) (2021年10月11日 18時) (レス) id: caf70309bf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
