中学 ２ ページ17
「そりゃねーだろカツキ!!!」
「モブがモブらしくうっせー!!!」
お前もうるさい。
「あー確か爆豪は雄英高志望だったな。」
「国立の！？今年偏差値79だぞ!!?」
「倍率も毎度やべーんだろ！？」
「そのざわざわが、モブたる所以だ！模試じゃA判定!!俺は中学唯一の雄英圏内！」
違う。
「あのオールマイトをも越えて俺はトップヒーローとなり！！必ずや高額納税者ランキングに名を刻むのだ!!!」
まず発想がヒーローじゃない…。
「そういや、緑谷出久と緑谷Aも雄英志望だったな。」
「「「ブブーッ！！」」」
バッと皆が振り返り、一斉に吹き出す。
汚い…。
「はあ！？緑谷ぁ！？ムリっしょ！！」
「勉強できるだけじゃヒーロー科は入れねんだぞー！」
「というか、弟の方は病弱なのにヒーローなんてなれるわけねぇだろ！」
「そんな規定もう無いよ。前例がないだけで…。」
ちょっとビビりながらも兄さんが言う。
そこで少しビビるところが兄さんらしい。
あ、勝己が来る…。いいよね？目の前で起こることだし…。いつもは兄さんが俺を勝己ともめるときは遠ざけてるから介入できなかったけれど…。
"BOOOM ！"
勝己の爆発を、素早く右手の包帯をとき、巨大化させることで兄さんを守るかたちで防ぐ。
「誰が病弱だって？個性が目立たないように…誰かに怪我をさせないようにしてただけだけれど？」
静かにクラスメートに告げる。
「A。しょー兄に個性の使用は控えるように言われてたろ？それに…Aには推薦来てたと思うんだけれど…。」
「断った。兄さんと一緒に受ける。」
「僕に遠慮しなくてよかったのに…。」
「遠慮じゃない。」
兄さんが頭を撫でてくれる。背丈は俺の方が低い。１�僂�らい？
「かっちゃん。別に僕らはかっちゃんに張り合おうとかそんなんじゃない。ただ…小さい頃からの目標なんだ。それに…やってみないとわからないだろ？」
兄さんがまだ少しビビりながら勝己に告げる。
「…それと、先生。きちんと仕事してください。個性の使用は禁止されてるんですから、止めてください。Aが怪我をしたらどうするんですか？」
「は、はい…すみません。」
兄さん…殺気でてる…。
兄さんはあの事件のあと俺に対して過保護だ。
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皐月(プロフ) - 刻ノ瀬月乃さん» ありがとうございます。頑張ります。更新はもうちょっと待ってください。 (2019年4月24日 7時) (
レス) id: 4b5b414424 (このIDを非表示/違反報告)
刻ノ瀬月乃(プロフ) - 凄く面白いです！続きが気になります。応援してます！！ (2019年4月24日 0時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：皐月 | 作成日時：2019年3月10日 13時
