中学 １ ページ16
「兄さん。」
「ああ、今戻るよ。」
兄さんを、ハリーと共に迎えに来た。
兄さんは近くの人が余り来ない海岸で、あの事件の後鍛え始めた。今なら個性持ちの相手なら、場合によっては捕獲できるかもしれないくらいだ。まあ、ハクが人間離れしてたからな…。参考にしている兄さんが人間離れするのは仕方ないだろう…。
「制服。」
制服とタオルを渡すと、周りに人がいないことを確認して、着替え始める。
「兄さん。またこの前勝己に個性使われたんだよね？俺、キレていい？」
「駄目に決まってるだろ？」
幼馴染みの勝己は、兄さんが抵抗しないことを良いことに暴行を加えてくる不良だ。本当に迷惑。あれでヒーロー志望とか終わってる。
俺は彼奴をボコボコにしたいけれど、兄さんが止めるからしない。
「ほら、行くよ？」
兄さんと共に登校する。
「えーお前らも三年ということで本格的に将来を考えていく時期だ！！」
眠い…。兄さんは、今朝見たヒーローについて纏めてる。俺は兄さんの後ろの席だ。
「今から進路希望のプリント配るが皆！！だいたいヒーロー科志望だよね。」
「はーい！」
先生がプリントをばらまく。
皆が個性を発動する…。うるさい…。
「うんうん。皆良い個性だ。でも校内で個性発動は原則禁止な！」
だったら止めろよ…。
「せんせぇー皆とかいっしょくたにすんなよ！俺はこんな没個性共と仲良く底辺なんざいかねーよ。」
勝己は相変わらず態度が悪い…。
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皐月(プロフ) - 刻ノ瀬月乃さん» ありがとうございます。頑張ります。更新はもうちょっと待ってください。 (2019年4月24日 7時) (
レス) id: 4b5b414424 (このIDを非表示/違反報告)
刻ノ瀬月乃(プロフ) - 凄く面白いです！続きが気になります。応援してます！！ (2019年4月24日 0時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：皐月 | 作成日時：2019年3月10日 13時
