54「中身は44歳」 ページ14
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宴は朝が来るまで続いた。
私にくっついて離れないシャンクスさんを、マルコさんが引き離し。
それに怒ったシャンクスさんとマルコさんが喧嘩して。
周りの皆はそれを面白がって大爆笑。
本当に海賊って賑やかなんだな。
シャ「じゃあな、白ひげ。また来るよ」
白「二度と来るんじゃねぇよ、ハナッタレェ」
シャ「ダハハハハ！つれねぇなぁ！」
騒ぎまくって、はしゃぎまくった長い長い宴が終わった。
酔いつぶれた人達を自分達の船に乗せ、シャンクスさん達はそろそろ行ってしまうらしい。
貴「シャンクスさん、もう行くの？」
シャ「あぁ。本当におれの船に来ないか？」
貴「うん、行かない」
「マルコさんがいるしね」そう言うと、シャンクスさんは太陽のような笑顔で笑った。
シャ「お前、何歳だ？見た目は16くらいか？」
貴「中身は44歳だよ」
シャ「おれより上かよ！じゃあ、セーフだな」
貴「…なにが？」
シャ「なにがって」
「こういうこと」そう言って、シャンクスさんの手が頭の後ろにまわった。
「「「なっ!!!」」」
皆のそろった声が聞こえたとき、私の目の前にはシャンクスさんのドアップ。
そして、口に触れる柔らかい感触。
優しい潮風が、私とシャンクスさんの髪を揺らした。
それは長い時間のようで、あっという間の出来事だった。
チュッと短い音を立てて離れていったシャンクスさんの顔。
マ「なっ、おまっ！お前っ！」
サ「おれ達の、妹が…赤髪と、キス…？」
皆は口をパクパクさせて、魚みたい。
何をそんなに驚いているのだろう。
シャ「そう言うことだ！じゃあな、また来る！」
自分の船に飛び乗って大きく手を振るシャンクスさん。
私も彼に向かって大きく手を振る。
貴「バイバァーイ！」
私のその声にハッとしたのか、固まっていたマルコさん達は甲板の柵から身を乗り出して叫んだ。
「「「戦争だぁぁ!!!赤髪ぃいいぃぃ!!!」」」
白「グララララ！なかなかやりやがるじゃねぇか！」
青い空に、白ひげ海賊団の声が大きくどこまでも響いた。
ベ「お頭、あんなことしてよかったのか？」
シャ「あぁ、たまにしかおれはあいつに会えねぇんだからな。これくらいが丁度いいハンデだろう」
「次会うときが楽しみだ」と、遠くの白鯨を見据えて笑みを浮かべた。
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アニメラブ(プロフ) - マルコサイコー (2017年3月23日 23時) (
レス) id: 9491c8ca0e (このIDを非表示/違反報告)
練乳 - 見た目は大人でも中身は幼いもんねw (2017年3月12日 23時) (レス) id: 99256091e7 (このIDを非表示/違反報告)
かすみ(プロフ) - めちゃくちゃ主人公可愛いです！！癒しオーラ半端ない (2017年3月1日 6時) (レス) id: 617b268523 (このIDを非表示/違反報告)
サルクス - 中身は44歳に笑いましたwとても楽しいです！マルコさん優しいぃぃ！！これからも楽しみにしています！応援しています！ (2017年2月12日 23時) (レス) id: bfb93ef8fc (このIDを非表示/違反報告)
チョロミー - 毎回更新楽しみに待っています！何回も読み返してます！その度にキュンキュンします！ (2017年1月29日 0時) (レス) id: 9402e3d5d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：「ぱずる」 | 作成日時：2017年1月9日 13時
