し ゃ い お か

＠22 ページ22

ライトに包まれてキラキラと輝く並木道を歩く


「きれい..」


重「ほんま。」


ふとした瞬間、昼間見た事を思い出す


なんで今思い出したんだろ


足が止まる



重「 A?



っ!? どないしたん、何で泣いてるん ?!

お腹いたいんか? 」




えっ、やだ 泣く気なんて無いよ

なんで涙でてくるの、



重岡くんは心配そうな顔でのぞきこんでくる

頬に伝う涙をふいてくれた




「見ちゃった..ごめん、」


えっ、ちょ、私何言ってるの ? !


「重岡くんと女の人がいるところを見ちゃった、」






重「 ....多分それプロデューサーや思う」



そう言う重岡くん


私は口をポカーンとあけたまま止まる


重「 妬いたんか、? 」


にやにやしながら少し楽しそうというか、嬉しそう



ん、え？




まて





勝手に誤解してショボくれてたってこと




申し訳ない気持ちと
恥ずかしさと、いろいろ



「 えっと ごめん、本当....」



重「はっはっはー、気ぃすんなや ! 」




気にしない とかできないって !


勝手に勘違いして雰囲気壊して


自分がイヤになる、



重「そんなん誰にでもあるで、失敗したってええんやで 」



ニッと、白い歯を見せて笑う



行こ ?と離れた手を再びつなぐ




重岡くんは つないだ その手をポケットにつっこむ

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