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かごめ かごめ
籠の中の鳥は
いついつでやる
夜明けの晩に
鶴と亀とすべった
後のしょうめんだーれ……
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ジリジリと五月蝿く部屋に響き渡る目覚ましを雑に止めてベッドから気だるそうに起き上がる
『また…この夢か…』
時刻は7時丁度である
早いわけでもなく遅いわけでもない時間
学校に近いところのアパートを借りている故に
急ぐ必要は無いが、早めに学校に行くのが私の
日課であった
ハンガーに掛けている制服に着替えて髪を整える
キッキンに行くと既にお母さんの姿は見えず、仕事に向かったのだろう
『そういや…早番って言ってたっけ？』
食卓の上に置かれた朝食と置き手紙に目をやる
手紙には"今日は大事な企画書の仕上げで遅くなると思うから夜は適当にご飯作って食べといて"っと書かれていた
お母さんが作ってくれた朝食を食べながらスマホで今日の天気予報を確認する
晴れのち曇り、降水確率10%
食べ終わったら急いで食器を洗い乾燥機をかけて
洗面所に向かった
洗顔と歯磨きをさっさと済ませてスクール鞄を背負って玄関を出た
『…うおっ！？』
「おはよ」
玄関に鍵を閉めようと振り返ると扉の横の壁に幼馴染の角名倫太郎が凭れていた
いつもなら彼は部活の朝練があるからこの場に居ないはずだが、今日此処に居るという事は…
『今日は朝練無いん？』
「うん」
『ほな久々に一緒に登校やな』
「うん」
学校に向かって歩き出す
大して話すことも無いからお互い喋らず登校するのも今では当たり前になっていた
…が、今日は何となくだが倫太郎に話したい気分だった
『なぁ倫太郎』
「何？」
『ここ最近な、同じ夢ばっか見んねんけど…』
「なにそれ…で、どんな夢なん」
『それがな…どっかの神社で双子の子供と遊んでる夢』
「変な夢やな」
変な夢…確かに変な夢やけど
こう何回も同じ夢見るってなんかあるんかなって…
夢の中に出てくる双子の男の子、顔はモヤが掛かっていつも分からへんし
過去に双子の男の子と遊んだ記憶も全然あらへん
『奇妙過ぎてちょっと怖いわ』
「ふーん」
ふーん、って完全にどうでもええって感じやな
まぁそりゃ、だから何だってなるけど
『倫太郎』
「何？」
『私の身に何かあった時は助けてな』
「何かって何」
『何かは分からへんよ！まぁ何かあった時はの話や』
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迦楼羅(プロフ) - 湯たんぽさん» コメント及び応援のお言葉誠に有難うございます！不定期更新で申し訳御座いません！ (2018年3月4日 23時) (
レス) id: b24814f2bb (このIDを非表示/違反報告)
湯たんぽ - これからも頑張って下さい応援してます！！ｖ（＾＿＾ｖ）♪ (2018年2月17日 3時) (レス) id: e17635b3c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：迦楼羅 | 作成日時：2018年2月9日 6時
