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お話10 ページ15
ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ…
教室のドアを開けると、
重岡はもう来てきた。
『おはよ』
みんなの前ではモテ男キャラ。
｢はよ…｣
二面性なのか…？
どちらちしろ、私はこいつが…
嫌い。
授業中、板書してるとなりから聞こえてくる寝息。
｢寝てるし…｣
整った寝顔に少しドキっとしたのもつかの間。
彼の目があいて、ぱっと目が会う。
『何見てんねんブス』
私にしか聞こえないような声でそう言ってくる。
｢はぁ？！｣
思ったより大きい声が出てしまって
クラス中の視線が私に集まる。
先生 「どうした？」
｢はは、すいませーん｣
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作者名：なにわオレンジ | 作成日時：2016年4月10日 2時
