32 ページ33
『あの、それで何かありました?』
「あ…永川の事だけど何か聞いてる?」
『いえ…今から終わらせなきゃいけない事があるからって絶対帰ってくるから心配すんなって言われて、それっきりです』
「そっ…か
永川は自首してきたんだ」
『え…』
「五十子会の幹部を拳銃で…殺人未遂の容疑で逮捕された」
『殺人未遂…?』
それが、恭二さんの終わらせなきゃいけない事
「それと…大上さんが亡くなった」
『え?大上さんが…?』
「姿消したと思ったら…きっと五十子会や加古村の奴らに」
涙を流しながら話す日岡さん
五十子会のトップは殺された事
尾谷組、加古村組の主要幹部も捕まえた事
それでも大上さんは帰って来ない事
「俺は大上さんの事を勘違いしてた
尊敬出来る凄い人だったはずが…身の保身ばかり考えるバカな上司の言いなりにスパイみたいな事まで」
私は無言で日岡さんの手を握った
日岡さんが上から手を重ねる
『落ち着いて…大丈夫です、大上さん居ない事は悲しいけど。日岡さんも優しくて尊敬出来る凄い人ですから』
「…え?」
『私、知らない事だらけで恭二さんの事もまだちゃんと分かってないのかも知れない
けど…他の組の人達も怖くないと思えたのはお二人が居たからだと思います。
お店で絡まれた時も、リコさんの所でも』
「それは…」
『大上さん居なくなってから沢山捕まえたんでしょう?凄いじゃないですか!』
「永川も…」
99人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
村民(プロフ) - 戦慄のタレ目さん» 戦慄のタレ目様、お待たせして申し訳ありません。仕事が落ち着かずバタバタとしていて、なかなかあげられなったぶん、書きためてたもの全てあげさせていただきました。読みたいと言って頂きありがとうございます。 (2019年7月31日 4時) (レス) id: 34a9c4f6fa (このIDを非表示/違反報告)
戦慄のタレ目(プロフ) - 続き早く読みたいです… (2019年7月30日 14時) (レス) id: 668b375157 (このIDを非表示/違反報告)
村民(プロフ) - ちびすけ様。コメントありがとうございます。まだ長々と書いている途中でして、結末決めかねているのですが、参考にさせてもらいますね! (2019年7月9日 15時) (レス) id: 1d3a675cc7 (このIDを非表示/違反報告)
ちびすけ(プロフ) - ううう…結末恭二さんになぁれー( ;∀;) (2019年7月9日 0時) (レス) id: a303121135 (このIDを非表示/違反報告)
村民(プロフ) - かなと様、申し訳ありません。外していたと思ったはずが、こちらのミスで外れていない状態でアップされてしまいました。早急に外させていただきました。本当にすみません。 (2019年7月6日 7時) (レス) id: 1d3a675cc7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:村民 | 作成日時:2019年7月6日 5時