123.捨てた娘 ページ3
「ヒーロー科と関わるのをやめろっていったいどういうこと？」
「言葉の通りさ、これ以上関わると君に更なる不幸が降り注ぐだろう」
「…理解ができない。それを言うためにわざわざ雄英に侵入する貴方のメリットが思いつかない。」
「それもそうだろうね、まぁしいて言えばせめてもの情けにすぎない。捨てた娘へのね」
【捨てた娘】やはりこの男は意図的に私と母を捨てて出て行ったことがわかった。
お母さんは父親の話をしたがらなかったが、時々哀愁漂う視線をずっとはめ続けた左手の薬指の結婚指輪に注いでいた。
『愛しているわ、A。大切な私の天使様…』
お母さんは不思議な人だった。確かに愛されて育ったとは思うけれど私を通して別のナニカを見ているような印象があった。
【天使様】時々母は私をこう呼んだ。
その愛称に込められたられた意味なんて知らない。もしかしたら意味なんて無いのかもしれない。母はそういう人だった。
弟である俊典叔父さんでさえ八木有主という人間を理解できなかったそうだから。
強い個性を持ったのは弟の個性を奪ったからだといつも泣いていたそうだ。だからこそ叔父さんが個性を発現(継承)したときは自分のことのように喜んでくれたと聞いた。
「優しい母を悲しませた罪を絶対に償わせてみせる！」
「…そうか、できるといいですね。A」
そういうとブラッドは現れたときと同様音もなく姿を消した。
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まっちゃ。(プロフ) - 最近読み出したのですが、とても面白く凄いハマりましたｯ！文章力が本当に素晴らしくて尊敬します！また更新が出るまで楽しみに待っています！これからも頑張ってください！ (2021年3月8日 15時) (
レス) id: 687e8af6fd (このIDを非表示/違反報告)
みみみ(プロフ) - 返信ありがとうございます！！嬉しいです！！是非読ませていただきますっ！！！ (2020年10月19日 23時) (レス) id: 8cea55a9dc (このIDを非表示/違反報告)
カミデ(プロフ) - みみみさん» はじめまして。コメントありがとうございます。当作品は現在文章を修正中のため、とても中途半端な状態です。そんな状態でもよろしければ「1710」と入力して頂けたら閲覧可能です。数年ぶりに読んで頂ける方がいらっしゃることをとても嬉しく思います！ (2020年10月19日 23時) (レス) id: 49613868e8 (このIDを非表示/違反報告)
みみみ(プロフ) - とても好きな作品です。数年越しにイナイレに再熱し、作品を読みたいのですがパスワード保護がされていて泣 もし可能であれば見たいな…と思いコメントさせていただきました！ (2020年10月11日 23時) (レス) id: 8cea55a9dc (このIDを非表示/違反報告)
みみみ(プロフ) - はじめまして^ ^コメント失礼します！とても急で申し訳ないのですが、雷門のスパイは研崎の娘！？を数年前に読ませていただいた者です(文字数足りないので続きます) (2020年10月11日 23時) (レス) id: 8cea55a9dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カミデ | 作成日時：2019年7月14日 7時
