54.聖帝の秘密 ページ14
私は知っている。
聖帝が『豪炎寺修也』だということを。
10年前に天馬を助けてくれた人だということも。
そんな彼がどうしてフィフスセクターに居るのかはわからないけれど、管理サッカーを求めてではないことはわかっている。サッカーを愛する人は今の少年サッカーの現状に納得なんてしないだろうから。
私だってサッカーを愛する一人として、苦しんでいる。
組織に脅され恐怖の鎖で繋がれた私は従順であることしか許されない。
「…ゼロの話をしたいから白竜と部屋に来て、シュウ」
「もうバレたんだ、相変わらず気配に敏感だね。わかった！白竜を連れてくるよ」
「お願いね…」
部屋に帰りベッドにうつ伏せの状態で倒れ込むと勝手に部屋に入っているシュウに適当な指示を出して追い出すと、仰向けに体勢を変えて、ゆっくりと瞼を下げる。
このまま眠ってしまおうか？
今ならきっといい夢が見られる気がする。現実が悪夢のようなものだから、これより悪いことはないでしょう…？
今の酷く荒んだ心は、あの日のミルクティーのように簡単には治りそうにない。
そうして、現実に疲れた私は夢の世界へと意識を手放してしまった。
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遊星(プロフ) - 素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2019年4月25日 23時) (
レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
冷(仮) - カミデさん» カミデさん、更新頑張って下さいね！楽しみにしてます！ (2018年12月31日 2時) (レス) id: 43543d3530 (このIDを非表示/違反報告)
カミデ(プロフ) - いまづきさん» コメントありがとうございます！早く更新できるように頑張りたいと思います(^-^) (2018年5月5日 18時) (レス) id: 49613868e8 (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 早く再新待ってます！ (2018年5月5日 15時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
カミデ(プロフ) - コメント評価お待ちしております(>_<)モチベーションに繋がりますので是非ご協力ください！ (2018年4月26日 20時) (レス) id: 49613868e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カミデ | 作成日時：2015年12月5日 17時
