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『となり失礼っ』
どすっと彼の隣に座る。
見てるテレビは最近流行りの韓国ドラマ。
まあまあ刺激強いやつじゃ…?
と思った瞬間、ドラマはそういうシーンに突入した。
『だめ!見ちゃだめ!』
とっさにボムギュの目を隠す。
BM『ヒョン!僕これいつも見てるから大丈夫です!』
『ならなおさらだめ!もうこんなの見ないの!』
っていいながらも、
本当は僕がこういうの見れない人で……。
だって恥ずかしくなっちゃうんだもん…。
BM『あ。もしかしてヒョン、恥ずかしいんですか?』
『ち、違うし!』
BM『僕とします?こんなこと』
『ばか!しないよ!』
BM『ヒョン初めて?』
『……ちがう』
なんでこんなこと聞くの…。
なんか、違う。いつもの可愛い弟じゃない…。
…男の人だ。
『目覚まして!
ねぇ、こんなの見てるからこんなふうになってるんでしょ?
ただ場に流されてるだけだって!ねぇ!』
だんだん距離が近くなる。
BM『違う。僕はヒョンのことが好きです』
鼻先が触れそうなほどの距離。
それがますます胸の鼓動を高める。
『それはAngeの僕で、キムソンヨンではないでしょ?
ファンとしてってことでしょ?』
正気になれ、僕。
正気になれ、ボムギュ。
BM『ヒョンは、そういうこと僕とするの、いやですか?』
『……』
なんで、言葉に詰まるんだ…?
…でもその理由はなんとなくわかっている。
BM『…うん、って言ってください』
えっ?
BM『そっちの方が早く諦められるから』
『ごめん……それはできない…』
BM『なんで?
僕よりも、同い年のヨンジュニヒョンとか、
年上のV先輩とか、そっちの方が好きなんじゃないの?』
『だって、今のボムギュ、すっごくかっこいいから…』
そう。
その目が、声が、仕草が、全てがかっこよかった。
目を離せなかった。
だから、ごめん。そんなことできない…。
何か、僕の中で君の立ち位置が変わっている。
BM『ヒョンなんて嫌いです…』
意図のないその言葉に惑わされていたら、
ばいばい。と言って荷物を持って出ていったボムギュ。
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テーブルには、僕が渡した合鍵があった。
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どうなるんでしょうかこの二人…。
ちょっとずつ恋愛要素も入れようと思っております。
苦手な方は申し訳ございません……。
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ケーキ - ありがとうございました!!最高です!これからも更新頑張ってください! (2020年3月12日 11時) (レス) id: 2ffabb362d (このIDを非表示/違反報告)
ケーキ - IZ*ONEとのお話読みたいです!良ければウォニョンちゃん出してほしいです… (2020年3月7日 20時) (レス) id: 2ffabb362d (このIDを非表示/違反報告)
asa - ミルさん» ありがとうございます!ご期待に添えるよう頑張ります! (2020年3月6日 10時) (レス) id: 3cebaae0c5 (このIDを非表示/違反報告)
ミル(プロフ) - ボムギュと付き合って欲しい自分がいる、、、次も楽しみにしてます! (2020年3月5日 23時) (レス) id: 5712d1c402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:asa | 作成日時:2020年2月29日 19時