愛され美女は女じゃない!?

出会い(BTS) ページ2

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『こんにちは！Angeです！』



僕はAngeとして、昨日デビューした。


今日は音楽番組の収録。

そして今は楽屋挨拶。


なんとあのBTSさんのカムバとかぶり、
僕のアイドル人生はド緊張の幕開けとなった。



『えっと、あの、今日は、よろしくお願いします…！』


V『えっ、女の子？』



必ず初対面の人には言われるこの一言。



『あっ、いや違います…』



面倒くさいけど訂正しなきゃ。

勘違いされるのは好きじゃないんだ。



V『えっ！』


JK『完全に男の格好してるじゃないですか』


SG『お前早とちりが過ぎんだよ』



一斉に来る、Vさんへのブーイング。

面白いなぁ(笑)
僕もグループが良かったや…。



『いや、僕、慣れてるので大丈夫です！』


JM『あーあ、気遣わせちゃった』


V『あ〜！ごめんね！』


『いえ…』


JN『えっ、何この可愛い子』



ジンさんがこちらを向いて言った。

わぁ……。
僕今、世界のBTSさんに可愛いって言われてる…！



RM『ヒョン、変態みたいになってますよ』


JN『だって本当に可愛いじゃん!?』


JH『なんかごめんね』



そう言って、J-HOPEさんは苦笑い。



『そんなそんな！逆に僕みたいな新人に構っていただいて本当にありがとうございます!!』


SG『お前ネガティブだな』



ふふって笑い声と共に聞こえたSUGAさんの声。



『そう、ですかね…？』


V『そうだよ！そんなに可愛いんだから自信持ちなよ！
そんなことよりさぁ、カトク交換しよ！』


『えっ…？』



僕は現在、世界のBTSさんにカトクを交換しようと言われてるんだよね…？

ちょっと頭が追いつかない…。



JK『またヒョン勝手なこと言ってる』


JM『今度は困らせてどうすんの！』


『いっ、いえっ！光栄です！僕で良ければ、ぜひ！』


V『そうと決まれば話は早い！』


JH『てかお前だけはずるいじゃん！』


V『じゃあヒョン含め全員としたら？』



そのVさんの発案から
なぜかメンバーさん全員と交換することになった僕。


カトクの友達一覧に追加された豪華な名前に身震いがする。


これが、デビューかぁ……。



マネ『おいお前そろそろ撤収しろ』


『あっ、はい。
では、ありがとうございました！これからよろしくお願いします！』


マネ『良かったらこいつと仲良くしてやってください。よろしくお願いします』


RM『ええ、もちろんです』


JN『また来てねウリエギ！』



これが、僕とBTSさんたちとの出会いだった。




‥

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