可哀そうな彼女 ページ20
ガイseid
橘「どうしたんだい、こんな夜遅くに」
ガ「彼女の様子を見に来たんだ」
橘「まだ、熱が高いから安静にさせているよ」
ガ「可哀そうだよな」
橘「何がだい?」
ガ「攫われたり、悪夢を見たり、高熱にうなされたりと」
橘「それに代わってあげられるものなら代わってあげたいけどね」
ガ「どれぐらい熱があるんだ」
すると、友雅は少し場所を譲ってくれた。
額に手を当てると、熱がすぐに伝わってきた。
何か悪いものに呪いをかけられたみたいに、何度もうなされている。
こんな姿を見ていると、可哀そうすぎて何も言えなくなる。
ガ「苦しいよね、大丈夫だよ、俺らが助けてあげるから」
橘「少しこの場を任せてもいいかな?」
藤姫に呼ばれている、と言って俺が頷くとこの部屋を出て行った。
ガ「・・・・・・」
貴「ぐっ、うう、はぁ、はぁ」
ガ「大丈夫だよ、すぐに楽になるから」
貴「うう、うああ、はぁ、はぁ、はぁ」
ガ「顔色も悪いし、無理しすぎたんだな」
貴「ガイ、さん」
ガ「大丈夫だよ、俺はここにいるから」
そう言ったのはただただ、彼女に安心してほしいから。
ガ「早く熱が下がるといいな」
そう言って、彼女に優しく口づけをした。
辛くても笑顔を見せてくれていた、そんなに無理しなくていいのに。
明日は少し町に言ってリンゴでも買ってくるか。
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プーさん大好き - 確認させていただきました。フラグを外しました。 (2018年6月24日 21時) (レス) id: 5700615ee6 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き - ヘレナさん» わかりました、確認させてもらいます。 (2018年6月24日 20時) (レス) id: 5700615ee6 (このIDを非表示/違反報告)
ヘレナ - コメント失礼します。こちらの作品、オリジナルフラグが立ったままになっております。ご確認くださいませ。 (2018年6月24日 14時) (レス) id: 23bde35717 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:プーさん大好き | 作成日時:2018年6月23日 20時