空の上の君へ【爆豪勝己】 (ページ6)

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ごページ6

警察から預かったという手紙を見てみる。

その筆記体は間違いなくAのだった。

俺は手紙を開いた。

『勝己へ

勝己がこの手紙を読んでいるってことは私がこの世にいない時か、この手紙を落としちゃっているということでしょう。

もし私が死んでないなら早急に返してね！読んじゃったら怒るから！！

そして私が死んでたら、続けて読んでください。

さて、話を戻すときっと私はなんらかのせいで死んでしまったんだろうと思います。

この手紙を書いていたのは私たちヒーローはいつ死んでしまうか分からないから。

たまにうちのサイドキックの子や、違うプロヒーローが殉職してしまったりしているのを見ていつ自分が死ぬか分からなくなったからです。

私が死んだ後の勝己はどうなってる？

立ち直れてる？ヒーロー辞めたいと思ってない？

絶対に辞めないで。

まだ勝己の、爆心地の助けを待っている人たちは沢山います。

孤独な人間はとても儚い。孤独な人を作らないで。

見つけだしてあげて。

命はたった一つ。それはとても尊いもの。

一人でも多くの人の命を救ってあげて。

何もかも一人でしようとしないで。

デクくんや切島くんたちとも共闘してね。

勝己やみんなが私のことを忘れても、私は絶対忘れないから。

君たちの…勝己の活躍をずっと見ています。

最後に勝己、

愛してます。

Aより』