27話 ページ28
アンナちゃんが、じっと見る。
私はしゃがみ、アンナちゃんの手を握った。
あ)「アンナちゃん、何が好き？」
ア)「…赤」
あ)「赤？…そっか、わかった」
ア)「…？」
アンナちゃんは、不思議そうに首をかしげる。
それから、また赤のビー玉で私を見た。
ビール玉の世界は、キラキラしていた。
逆さまに映る。
それからーーー
あ)「…！伏せて！」
「ヴァあァァア」
ドォンと言う音と共に、衝撃波が私達を襲う。
私はとっさに、アンナちゃんを抱きしめた。
八)「あ、あれ…」
十)「あれだよね、Aちゃんが言ってた"敵"」
現れた。
怪しい光を目に宿し、私を見る。
あ)「そうです。…皆さんは、下がっててもらえますか？」
草)「へぇ、こない大きいんやな」
鎌)「下がるったって、俺達も戦えるぜ？」
あ)「下がって」
私は、彼らを見る。
彼らも私を見た。
それからアンナちゃんを手放し、数歩先を歩く。
後ろからの視線を感じながら、手を胸の前で合わせた。
パチンと音がし、手を広げる。
あ)『厚藤四郎、山姥切国広、明石国行…お願いね』
どこからか、あの花びらが舞う。
ピンクの、桜のような花びらが。
それから私を、私の前を、光が包む。
厚)「大将」
山)「また、奴らか」
明)「はーあ、せっかく非番いいますのになぁ」
3人が、立っていた。
それからくるりと振り返る。
あ)「倒して」
それぞれが、それぞれの返事をして、駆けていく。
目が爛々と輝いていた。
十)「…やっぱり、綺麗だ」
そんな声が聞こえた気がして、振り向く。
十束さんと、目が合った。
ふにゃりと笑った彼こそ、私は綺麗だと思うけど。
言わないでおこう。
厚)「…！大将、危ない！」
見ると、私の方に向かってくる奴がいた。
あ)「大丈夫」
服の内に持っていた、あのお札を取り出す。
お札には、既に私の霊力がこもっていた。
それに息を吹きかけ、宙に舞う。
パンと音を鳴らせば、見えない壁ができた。
奴が私に激突し、弾かれる。
そのすきに、厚が倒した。
腕には、2と言う文字が浮かび上がった。
これ、なんだろう？
ア)「…薄い赤」
敵は残りわずか。
また、体当たりされた。
腕には、1となる。
…もしかして。
結界にも、限度があるって事？
どうやら万能じゃあないらしい。
じゃあ、あと一回。
敵に攻撃されたらこれは敗れる。
そう言ったそばから、攻撃されてしまった。
結界が解けた。
だけど。
運良く敵は殲滅された。
よかった。
山)「…！上だ！」
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なーこ(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます！ ゆっくり更新かもしれませんが、頑張ります！ (2018年7月22日 16時) (
レス) id: bce89ec21f (このIDを非表示/違反報告)
なーこ(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！ 最近アニメKにハマったので、違ってたりするかもしれませんが、頑張ります！ (2018年7月22日 16時) (レス) id: bce89ec21f (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - アニメKに刀剣乱舞作品大好きで嬉しいです！！夢主達の今後の展開が凄く楽しみです。更新頑張って下さい。 (2018年7月22日 15時) (レス) id: cd04157892 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く面白かったです!刀剣乱舞とアニメKは、どちらも凄く大好きで続きが楽しみです。これからも無理せず更新頑張ってください。 (2018年7月22日 15時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーこ | 作成日時：2018年7月17日 21時
