26話 ページ27
不思議そうな顔で私をみつめる。
それからまた、ビー玉で私を見つめた。
十)「さて、今日はAちゃんが来てくれた事だし、腕を振るっちゃおっかな〜」
八)「十束さん！何作ってくれるんすか！」
十)「今日は〜、Aちゃんのリクエストでどうかな？」
あ)「あ、いえ。遠慮しときます」
鎌)「なんだ？十束さんの料理が食べれねーーいっ」
草)「鎌本！いつまでツンケンしとんねん」
鎌)「えー、でも…」
草)「Aちゃんは敵やないゆうとるやろが」
鎌)「うっす」
どうすればいいんだろう。
凄く、居心地が悪い。
何となく、アンナちゃんの隣に立つ。
まぁつまり、ドアから一番遠い所に。
十)「うーん、困ったなぁ」
十束さん。
貴方は私にご飯を食べさせたいんじゃなくて、聞きたいだけでしょう？
あ)「何が、知りたいんですか？」
さっきまでわきゃわきゃやってた声が、ピタリとやんだ。
それから私をみつめる目。
力強く、溶けてしまいそう。
十)「はっきり言うんだね。…そうだなぁ、君が、何者なのか、知りたいんだ」
危険か、危険じゃないか。
敵か、敵じゃないか。
白黒はっきりさせたいんだろう。
あ)「…私は、ストレインです」
言える範囲で、言おう。
震える手をそっと隠し、十束さんを見た。
あ)「物の心を励起する技、それが私の力です」
嘘は言ってない。
あ)「私は刀をヒトに変えることが出来ます。……見たでしょう？」
私が話してる時。
誰も突っ込もうとしなかった。
今も。
ただ、見守るだけ。
ただ、周防尊だけは。
興味なさそうに、私に背を向け酒を飲んでいた。
あ)「私の役割は、ある敵を倒すこと。それだけなんです。だからーー」
だから。
私の事はほっといて下さい、と言った。
迷惑をかけないから、と。
ついでに頭を下げた。
私の足が見える。
うわ、太いな。
草)「…そうやったんか。王やと思っとった」
八)「へぇ、ストレインな」
私の対応に、どうすればいいのか迷ってる様子だった。
私は顔を上げ、もう一度、十束さんをみた。
目があった彼は、にこりと笑う。
十)「そっか、わかった。だけど俺が君に関わったらダメな理由はないよね」
あ)「え」
十)「今日は用事があるみたいだし、今度正式に招待するよ。…ね、キング？」
周)「…勝手にしろ」
はい、決まりーなんて。
楽しそうに十束さんは言った。
それからドアを開けてくれる。
…逃れられないって事ね。
何故か、皆、外まで来てくれた。
…あぁ、周防尊以外。
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なーこ(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます！ ゆっくり更新かもしれませんが、頑張ります！ (2018年7月22日 16時) (
レス) id: bce89ec21f (このIDを非表示/違反報告)
なーこ(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！ 最近アニメKにハマったので、違ってたりするかもしれませんが、頑張ります！ (2018年7月22日 16時) (レス) id: bce89ec21f (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - アニメKに刀剣乱舞作品大好きで嬉しいです！！夢主達の今後の展開が凄く楽しみです。更新頑張って下さい。 (2018年7月22日 15時) (レス) id: cd04157892 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く面白かったです!刀剣乱舞とアニメKは、どちらも凄く大好きで続きが楽しみです。これからも無理せず更新頑張ってください。 (2018年7月22日 15時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーこ | 作成日時：2018年7月17日 21時
