11話 ページ12
辞書ぐらいの大きい説明書を貰った。
分からなければ、読んでほしいと。
…読む気、失せるよね。
狐は、また何かあれば呼んでほしいと言われ、連絡先を交換した。
狐は、首につけてる鈴が端末らしい。
私は、普通の端末。
それと、部屋の端に、転送装置を置かれた。
…また、部屋が狭くなった。
「あれぇ、こんのすけくんじゃないかぁ」
「こんのすけじゃん。何してんの?」
こ)「貴方方が申し付けたんじゃないですか!」
「あはは。うんうん、ごめんねぇ。からかっちゃった」
「あはは。はー、面白ろっ。で、例の彼女はどうだった?」
こ)「報告いたします。歴史修正主義者が現れ、あの世界に関与し始めました。それから、山姥切国広様を拾ったご様子で…」
「ちょっと、話はちゃんと聞きなよ!」
「こらこら、話は聞くもんだよ」
「乱」「青江」
乱)「あー、そーゆー所、父親そっくり」
青)「君は、お母さんそっくりだねぇ」
こ)「もー!聞いて下さいませ!御堂蒼様!安倍江様!」
蒼 江)「「はぁい」」
あ)「ふがっ」
自分の鼻息で、目が覚めた。
今、ブタみたいだったよね。
垂れかかったヨダレを拭き、隣の国広くんのヨダレを見て絶望した。
本来なら、今日も大学だ。
だけどまぁまだ時間はある。
厚くんは寒いのか、キュッと丸まって犬みたいだ。
あ)「…どうしようかねぇ」
この世界が"おかしい"だなんて。
誰が信じるのだろう。
混乱する頭を整理するため、説明書を読んだ。
霊力が足りなかったのは。
この世界に霊力はほぼ皆無だから。
だから、私も持続しない。
歴史修正主義者は、あの気持ち悪い奴ら。
それを倒し、歴史を守る。
白い粉みたいなのを塗り、霊力を注げば、怪我は治せる。
その場に厚くんか国広くんがいなければ、名を呼ぶ。
勿論、イメージしながら。
あ)「歴史を守る、ねぇ」
大層なこったぁ。
「おはよ。今日はちゃんと来たんだ」
あ)「…まぁ、テスト近いし」
「あ、てか見た?」
あ)「何を」
ノートと、筆箱を出す。
あと数分で教授が来るだろう。
ペットボトルの蓋を開け、飲んだ。
「赤の王が人を探してるらしい。なんでも…刀を人?に変える人がいるらしいよ」
あ)「ブーッ」
吹いた。
前に人がいなくてよかった。
友達からは、汚いと罵られたが。
…刀を人に変える?
それ、私じゃないか。
私しかいないじゃないか。
え、いつ見られた?
「なんでも、賞金が出るんだってー。面白い事やるよねぇ」
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なーこ(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます! ゆっくり更新かもしれませんが、頑張ります! (2018年7月22日 16時) (レス) id: bce89ec21f (このIDを非表示/違反報告)
なーこ(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます! 最近アニメKにハマったので、違ってたりするかもしれませんが、頑張ります! (2018年7月22日 16時) (レス) id: bce89ec21f (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - アニメKに刀剣乱舞作品大好きで嬉しいです!!夢主達の今後の展開が凄く楽しみです。更新頑張って下さい。 (2018年7月22日 15時) (レス) id: cd04157892 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く面白かったです!刀剣乱舞とアニメKは、どちらも凄く大好きで続きが楽しみです。これからも無理せず更新頑張ってください。 (2018年7月22日 15時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なーこ | 作成日時:2018年7月17日 21時