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あの後、なんとか時間内に学校に着いた
今は6時限目
これが終わればもう帰れるんだ
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
はぁ、終わったー！
先生「松田ー！放課後少し残れー」
「あ、はい」
うそでしょ。らいと帰ろうと思ってたのに
百合「どんまい、ゆい」
「もう百合！今日はらいと帰る予定なのに」
百合は私の中学に入ってからの友達
1年の時にたまたま同じクラスになって意気投合して今に至る
らい「ゆいー！帰ろー！」
ホームルームが終わって隣のクラスから、らいが迎えに来た
「らい、ごめん。先生に呼ばれた」
らい「えぇー！いいよ。待っとく！」
「いいよ。先、帰っといて？」
らい「うぅー。わかった」
「凌大呼ぶ？」
らい「うん！」
凌大は私たちの幼馴染で私と同じクラス
「りょうたー！来て」
凌大「なにー？」
「ごめんだけど雷と一緒に帰って？私、先生に呼ばれてるから」
凌大「あーおけ。今度、アイス奢って」
「う、うん。わかった」
らい「やったー！凌大！帰ろ！」
凌大「うん」
「失礼しましたー」
先生の呼び出しが終わって時計を見ると17:00になっていた
あぁ、早く帰らなきゃ
私は急いで靴を履き替えて正門を出た
ﾄﾞﾝｯ
急いで走っていたら駅で誰かとぶつかってしまった
「いったぁ」
？「すみません！ケガはないですか？」
「はい、すみません」
？「大丈夫ですか？立てますか？」
「大丈夫です。ありがとうございます」
？「いえいえ。僕が前を見ていなかったので」
誰だろう。とても親切だな
「うわっ！」
顔を上げると目があってしまった
とてつもなく顔が整っている
？「ん？僕の顔に何か付いてますか？」
「あ！いえ！
あの、ありがとうございました！」ﾍﾟｺｯ
お辞儀をして、走って電車に乗った
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作者名：ゆっちぃ | 作成日時：2018年5月5日 22時
